自衛隊日記を書いています。
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入隊試験を釈然としない気分のまま終えると、
わたしは家に徒歩で帰った。と、思う。
覚えていない。
当時の日記を読めば思い出せるかも。
次に覚えているのは、もう入隊の当日だ。
家具などの荷物も前日に実家へ送り、
入隊当日は
わたしを担当している募集官が、
アパートまで迎えにきてくれる約束だった。
今日でついに、普通の生活とはおさらばか・・・と思いながら募集官を待っていた。
・・・・・待っていた。
・・・・・こない。
30分ほど経過してから、アパートの前に車が止まった。
「ごめん、ちょっと遅れた」
自衛官が遅刻。
車に乗り込むと、白い紙袋をくれた。
『祝』
とかいてある紙袋の中には、ボールペンとタオルが入っていた。
市からの贈り物だそうだ。
なるほど、自衛官になるだけで、何かもらえるのは得だな、と思った。
車は群馬県のどこかの市役所前で停車した。
こじんまりとした市役所で、今現在なんの建物だったのか、記憶があいまいだ。
その2階の会議室で、しばらく待つこととなった。他の入隊希望者を
待つためだ。
静かな雰囲気の中、40名ほどが揃うと、一同建物の前に並んだ。
気をつけ、の姿勢のままでいることを指示され、役所の偉い人の話を聞く。
まったく覚えていないのだが、その後、みんなバスに乗り込んだ。
群馬県から、タオルとボールペンが送られた。これで2つ目だ。
バスは横須賀を目指して走り出した。
誰も話さない。
1人だけ、搭乗した自衛官と元気に話している人間がいた。
「契約は守りますよ」と、お金と働く期間について元気に語っている。
こういうヤツは続かない、と以前買った自衛隊の本に書いてあった。
考えが浅いやつの方が、自衛隊は続くのだ。
つまり
あまり利口ではないほうが。
そんなことを、休憩で立ち寄った横浜ベイブリッチの休憩所で考えていた。
しばらく、この場所にもこれないんだろうなあ、とも思っていた。
空がやけに綺麗に見えた。