自衛隊入隊日記「相棒」

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アイロンがけをようやく行い、名札の縫いつけも

なんとなくOKをいただいた後、われわれ第二中隊第二班(10名)は

森2曹の号令のもと、1室に集まった。

ちなみに1つの班で2つの部屋を利用している。

1部屋5名づつ居住するのだ。

ほんとうならば、10名が1部屋で居住しなければいけない。

だが、われわれ第105教育大隊は5名づつの部屋だ。

なぜかというと、われわれ10月という

中途半端な時期に入隊した「季節隊員」は、

人数が少ないし、いろいろなことが通常通り進んでいる「自衛隊」に

横から入る存在なので、きちんとした部屋がなかったのだ。

だが、5人づつ居住している この部屋は、実は自衛隊の中で、

けっこういい部屋だったりする。

夜8時くらいのこの時間に、なぜわれわれ10名が集まったかというと

「ベットのとりかた」を教わるためだ。

ベットのとりかた・・・

考えようによっては「押忍!自分その気はないであります」的な

ニュアンスになりかねないが、

これは純粋にベットのとりかただ。

折り目正しく直角、垂直にベットの上には毛布が畳まれて置いてある。

シーツもパッキパキだ。

枕は純白であります。

「毎晩ベットをキチンと整え、毎朝キチンと畳む。

やり方を教える。2名1組づつ組め」

と、同じ班の班員だが、

別室に住む5人のうち一名とバディ(相棒)を組まされる。

このときバディだった自称「ほふくせんしソルジャー」ソルジャーのマイページを見る

とまさかフランスの外人部隊、

はては現在の職業まで共にするとはこの時思わなんだ。

簡単にベットの整え方をここで解説すると、

ベットの角は直角、シーツを敷いても直角、

どこもかしこもきっちり、である。

バディとふたりで1時間もかけてベットを教わったとおり敷いた。

自分のベットの後は、バディのベットを整える。

夜が来た。

廊下に全員並ぶ。

「これから点呼をとる。今日は簡単に取るが、

明日はキチンと点呼のとり方を教えるぞ」

なにやらまだ教わらなければいけないようだ。

緊張した気分でベットに入ると、10時調度にライトが消えた。

そして、ラッパの音が放送に流れてくる。

自衛隊にいる限り、1年間休みなく消灯時間に流れる、

消灯ラッパの音だ。

僕は窓際のベットだったので、夜空がきれいに見えた。

ようやく1日が終わった。

ああ、午前中の自分とは違う生活なんだなあ、と、

なんだか悲しい気分になった。

そういえば、風呂にはいっていない。

 

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投稿者 : デューク東 | 08/06/15 0:02 | 全体に公開
タグ : エンターテイメント, 自衛隊, 日記, ほふく, せんし, ソルジャー
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