KYOとおひげのサバイバル日記~3.11東北地方太平洋沖地震発生!!~
【3月12日(土)】
緊張し、余震の続くその夜は眠れぬ夜となった…(KYOにはいびきを
指摘されているが…あくまでも眠れぬ夜w)、あの宮城県沖地震を経験
し、地震に慣れているといっても、今回の地震はその比では無かった。
死ぬかと思った。あのまま部屋にいたら…

たくさんの機材の下敷きになっていただろう。
でもこうして生きている。そしてこの地震との闘いは長期戦になる。
やれる事からやろう!
未来に繋がる何かを始めよう!
そう思ったら日付の変わった深夜、まず夕愛ちゃんに水を届けに…
外がうっすら明るくなると一晩つけていた懐中電灯の灯りも一晩でな
くなる事を知り朝から買い物に出かける。するとガソリンスタンドが
混んでいる。
KYOが買い物、おひげはGSレオトも一生懸命手伝いをした。
次はひかる君に水を運んだ。食料を確保して家に着き、庭で火を熾し、
お湯を沸かし、ご飯を炊いた。オール電化の家はここがネックだ。
今までの生活は楽し過ぎ…水をどう使えば、日中に何をすべきか、
夜をどう過ごすか?仲間は大丈夫か?家族は守れるか?木っ端を集め、
火を熾しながらそんな事を考えていた。

日の出とともに床を出て、食料を確保しに外に出る。
薪を焼べて火を熾す。
出来たらあたたかいうちに食べる。
炭はすぐに消えないから火のそばで食べる。
だらける前に片付ける。
昔の人は24時間を大切に生きたんだろうなー
ちょっと休もうとボーッとしたらまだ連絡のつかない仲間の事。
演奏活動でおじゃました地域の人々の事。(宮古、陸前高田、東松島、
名取、石巻、相馬、双葉、磐城などなど)ラジオから聴こえる報道に
涙した。
みなさまどうか無事でいてください。
KYOは姉の所の手伝いレオトと二人で道場に行き、神棚にお水をあげ、
お墓に行き、ご先祖様の安否を確認(堂々と立っていました)。
花もお茶もあげられないけどどうか私達にパワーをください。

千葉家では道場の神様にパワーを充電してもらう事を=神様チャージ
仏様にパワーを充電してもらう事を=仏様チャージと呼んでいる。
今回街を巡る中、偶然にスーパーが開いたところに遭遇したり、ガソリン
スタンドに遭遇したり…逆に全てが裏目に出ると供物を探して仏壇に手を
合わせチャージする。
こんなところから感謝の気持ちや信仰ってはじまるのかな?と思った。
さて、明日は看護師のかみさんは施設に泊まり、そして雪になるとの事。
今晩は姉がご飯を炊いて来てくれるとの事なので甘える事にしよう。
皆が寝静まった深夜。混乱するだろうガソリンと唯一の外部との連絡
を取る為、携帯電話の充電をしに仙台に向かった。
街灯も信号も無い真っ暗な4号線はまるでブラックホール。
車から降りて空を見上げたら無数の星が輝いていた。
犠牲になった方々の魂が天国に上がって行くようにも見えた。
涙が出た。
ーKYOー
朝から町内のスーパーに行き食料を確保。
その後は、ガソリン戦争。唯一開いていたガソリンスタンドにかなり
並んだ末1人1000円分入れられました。帰ってからは天気が良か
ったので、外で火をおこして目玉焼き、ご飯を作りました。

このとき始めてサバイバルだなと思った!
ちょうどおばちゃんの家ではガスが使えたのでご飯を作ってもらい
みんな大集合でまだ陽の灯りがあるうちに夕飯をいただきました。

明日も早朝から食料調達。
そして夜から降るという雪に備えて体力を蓄えるため早く寝ました。
レオトは疲れて大の字で寝てました。
癒されるw

つづく