仙台市から車でおよそ3時間。
石巻市街を経由して牡鹿半島の大原浜にある仮設住宅を訪ねました。
大原浜は集落一帯が津波に飲み込まれ壊滅状態に。

砂浜っぽく見えますが、ここには家屋が建っていたんですね。
家を失った住民の皆さんは、山の上にある廃校の敷地内に建てられた仮設住宅で生活されていました。
同行したボランティアの方々によるバザーやフラワーセラピー教室の後、カフェの時間に復興の祈りを込めてアメイジング・グレイスやパッヘルベルのカノンなどを演奏。
僕の奏でる一音一音に耳を傾けてくださいました。


そしてサプライズ!
偶然、鳥取と島根から来ていたボランティアの方々も参加して「上を向いて歩こう」を大合唱♪
皆さん、とっても明るいんです。歌っていた時の表情が美しい。
僕が想像していたのと全然違いました。
なんて言葉をかけたらいいのかとか…。選曲は本当にこれでいいのかとか…。余計なことを考えすぎていたんですね。
逆に自分が元気をもらって帰ってきてしまった感じです。
大原浜の皆さんは現実を受け止め未来に向かって進んでいます。
「上を向いて歩こう」の大合唱がそれを証明していました。
希望をもって一日一日を生きていきましょう。
大原浜の皆さん、ありがとうございました。必ずまた弾きに伺いますね。
ボランティアスタッフの皆さんもお疲れ様でした。
素敵な出逢いに感謝。
