今シーズンの個人成績について。
■パス成績
T.ブレイディ(ペイトリオッツ)
4800yd以上で50TD(NFLレコード) QBレイトが117.2!
はっきり言うてありえない数字。
獲得ヤード、TD数についてはこの半分の数字でもトップレベルのQBですよ。
QBレイトは90~100で一流、
100を超えるQBレイトはリーグでも一握りの超一流。
それをさらに超える数字やから超超一流ってトコか。
これでもシーズン後半に風雨がすごくてパスが通せず、
数字をスゲー下げた試合もあったのにこのレイティングやからな~。
パッツのOLは以前からよく組織されていたけど、
今シーズンからは強力なWRユニットを補強して、
パッシングに関しては間違いなくリーグNo.1やったね。
取るべくして取った、って感じかな?
ブレイディは最優秀攻撃選手、シーズンMVPも獲得。
まぁ、この成績でチームが16戦全勝なら当然かな?
■ラッシュ
L.トムリンソン(チャージャーズ)
1474yd 15TD
シーズン序盤は調子が悪かったが、きっちり後半に記録を伸ばして
見事に2年連続ラッシングリーダー。
パスキャッチもうまく、時にはパスも投げ、きっちりブロックもできる
まさに何でもできるバーサタル・ランナー。
ゴール前での決定力も含め、ランナーとしての完成度では間違いなくNo.1のランナーだな。
ちなみに2位は新人のA.ピーターソン(バイキングス)
NFLレコードとなる1試合296ydという記録をたたき出した。
スゲー新人が現れたなぁ、と思ってたら
バイキングスのOLに名Gであるハッチンソンが移籍してたのね。
名ランナーの陰には名OL、名FBあり。
記録を残すランナーと言えど、ひとりの力で走れるほどNFLは甘くない。
RBを助けるOLたちの力がなければ、どんな怪物ランナーも走れないからね。
ちなみに上記のハッチンソンは元シーホークスのGで、
彼が在籍している時にRBアレキサンダーがラッシングリーダーになってる。
L.トムリンソンにも強いOLとオールプロFBであるL.ニールがいるしね。
個人能力として見られがちなラッシングもやっぱりNFLはチームプレイのスポーツやね。
■レシーブ
R.ウェイン(コルツ)
1500yd 10TD
毎年、1000yd以上のレシービングを記録してたウェインやけど、
今シーズンはエースWRハリソンがケガで長期離脱。
P.マニングの1stターゲットになったコトでレシービング・リーダーになるっつーのは皮肉やね(笑)
時々、安易なドロップをすることがあるけど、
ディープに走りこむスピードとDBをかわす技術は超一流。
ちなみにTDレシーブ数ではR.モスが23TDでNFLレコードを樹立。
ジェリー・ライスの記録を抜くのは無理だろうと思ってたら…やりますか(汗
まぁ、ブレイディという不世出のQBとタッグが組めたからこそやろうけどね。
(ライスにヤングというQBがいたように)
しかし、モスは先シーズンは500ydに満たないような記録だったのに
スゲー大復活だな。
好きな選手なので素直にうれしい(´∀`)
■インターセプト
A.クロマティ(CB:チャージャーズ)
10INT
もちろん技術がないと取れないインターセプトだけど、
実は運の要素もけっこー大きい。
あと、名手すぎるとそこにパスを投げてもらえないので、
守備機会が減り、自然とINTしにくくなる。
ある意味、面白い数字やね、インターセプトは(笑)
■サック
J.アレン(DE:チーフス)
15.5サック
今シーズン、唯一チーフスで気を吐いてたアレン。
パワーではなくスピードで勝負するタイプ。
最近のDEはこういうタイプが多いね。
シーホークスのP.カーニーと言い、白人DEが活躍した年だったな、今シーズンは。
■タックル
P.ウィリス(LB:49ers)
174タックル
新人なのにタックル王。
すばらしい。
オフェンスが今いちピリっとしないナイナーズだけど、
ディフェンスにはウィリスなどええ選手も多い。
来シーズンからはディフェンスから建て直しかな?
西海岸のファンはそれじゃ許さんか(笑)
ゴアみたいにいいRBがいるのに、ゴリゴリ走るとブーイングだからなぁ。
ヤングやライスが懐かしいんでしょうな。
■スペシャルチーム
スペシャルチームでは今年も活躍したのはD.ヘスター(ベアーズ)
もうパントやキックオフをまともに蹴ってきてもらえないのに、
それでも去年に続いてNFLレコードとなる6リターンTD。
走り出したら止まらないゼ~♪ って横浜銀蝿みたいな男だな(笑)