内海リスタのブログ

Queue de Lista ~Listaのしっぽ~

世界一おいしいスープで学んだ事


Updated By : July 19, 2011 8:29:12 PM JST

みなさんこんにちは。


今日は前回お話した『世界一おいしいスープ』という物語の

私なりの解釈をお伝えしたいと思います。


読んでない方はまずこちらからお読みください。


このお話から学ぶところとして大きく分けて2つの見方があると思います。


まず1つ。

大きな鍋を組織としてとらえた場合。

お店でも会社でもクラスでもいいと思いますが、自分が属している組織で考えた場合です。

最初から完璧な人なんていない、。

最初からおいしいスープになってる人もいないのです。

みんなそれぞれに長所や短所をもちあわせているもので、

集団で何かを成し遂げようとしたとき、大切なことは

ニンジンの切れ端でも豚肉の脂身でもいい、

一人ひとりがとにかく少しでもできることをやっていくということです。

そしてお互いが相手の欠けている部分ではなく、ある部分にフォーカスして見つけてあげることです。


私もそうですが、どうしても環境に言い訳をしてしまうことがよくあります。

「なんだ、玉ねぎがないのか、じゃぁ難しいな」
「豚バラがあればできるのにな。あの人たちは豚バラがあっていいな」

結局気づいたら何もしてません。

「あ、玉ねぎがなくてもキャベツの芯があるじゃないか」

そう気づいて一歩踏み出したときが成長のチャンスなのかもしれません。



そして2つ目。

大きな鍋を、自分自身で考えた場合。

たとえばスープを作るスパンを一か月にしましょう。


毎日一生懸命過ごしていても、思い通りにならないことの方が多いのが普通です。

「こんなはずじゃなかった、なんでうまくいかないんだろう。」
「今日は都合が悪かったから今度やろう」

そう、毎日がおいしいスープではないのです。


しかし、何か目標を決めて取り組んでいた時、

一日のなかには、きっとニンジンの切れ端のようなものがあるはずです。

「これはよくなかったけど今日ここに気づけたのはよかった」

できない部分を見ているといつまでもできません。

探してみればきっとなにかのかけらは見つかります。

とにかくそれを毎日見つけて少しでも鍋に入れましょう。

一か月後、おいしいスープになればそれでいいじゃないですか。

おいしいスープになったとき、それを飲みながらきっと気づくんです。

「あ、あの時どうしようもないと思ってた失敗も、ニンジンの切れ端になっていい味出してるじゃないか。」

「あの日の失敗も、きっとおいしいスープには必要だったんだ」



もしかすると私たちは、毎日の中での小さな可能性や学び

つまりニンジンの切れ端や肉の脂身を気づかないうちに捨ててしまっているのかもしれません。


「こんなんじゃ使えないや」
「あの人のキャベツは立派だもんな。それにくらべて僕の芯は駄目だな。」

いつまでたってもおいしいスープにはなりませんよね。



さて、ここまで2つのとらえ方として分けてお送りしましたが、

このお話で私が一番大切だと気づき、感動した部分。

 

それは兵隊長さんが「世界一おいしいスープを作る!」と言いきったところ、

そしてまず水と石しかなくてもいいからそれを火にかけたところだと思います。


何事も一緒ですよね。まず「やる!」と決めること。

そこには成功する確証なんてありません。経験だってありません。

でもできない理由を気にもせず、ビジョンをもってやると決めること。大事ですよね。


そして水と石だけでもいい。今の自分たちにできることを探してでもやったところが最高。


まず思い切って鍋を火にかけてみよう。石でもいいから入れてみよう。そしてそれを続けよう。

みなさんのスープはどんな味に仕上がるでしょう。

私も自分のスープの味が楽しみです。

なにかを成し遂げたときスープを食べてみて、忘れていたようないつかの野菜の切れ端に出会いたいと思いですね。


このブログが読んでくださったみなさんのキャベツの芯にでもなれたらいいなぁと思います。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。

 

内海でした

Detailed Description

Write A Comment

Please register in sprasia to post comments.


SignUp

Profile


店舗情報


«  2011年7月  »
  01 02
03 04 05 06 07 08 09
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31