歯周病の自覚症状に気づいた時には手遅れかも

毎日、地味めし
毎日、地味めし 8/24/19 5:14 PM

歯周病の検査と治療の基本をおさらいしておきましょう。歯周病は空気を嫌う細菌が歯茎の奥に入り込んで、歯茎に炎症を引き起こす病気です。

その炎症のために歯を支える歯槽骨という骨が溶けていきます。すると、歯が支えられなくなりぐらぐら揺れ、やがて歯を失います。歯周病は一般に20歳を過ぎるころから少しずつ進んできます。

しかし痛みはないので、歯が揺れたり、歯茎が明らかに腫れたりするまで自分では気づかないことも多いのです。

症状を自覚した時にはかなり進行した状態ですが、検査をすれば早期から見つけることができます。プロービングという歯周ポケットの深さを測る検査とエックス線検査がそれです。

エックス線検査で歯槽骨の減少が見られて、歯周ポケットの深さが4ミリ未満は「軽度」、4~6ミリは「中等度」、6ミリ以上は「重度」と分類されています。

歯周病治療には基本的な手順がある
検査で歯周病が見つかると、どのように治療をするのでしょうか。基本治療と呼ばれる手順があります。歯磨きやフロスがきちんとできていなければ、まずその指導から。お口の衛生は自分で取り組む日々の習慣が基本です。
(歯科診療ユニッ https://www.dentaltools.jp/category-41-b0-%E8%A8%BA%E7%99%82%E3%83%A6%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%88.html)
次に歯科医や歯科衛生士が、スケーリングとルートプレー二ングを行います。スケーリングとは、スケーラーという器具を使って歯石や歯垢(しこう) を取り除くことで、ルートプレーニングは、歯茎の中に器具を入れて、歯石を取り除いて、根(ルート)を滑らかにする(プレーニング)治療です。歯の根をきれいにするには熟練が必要だとされています。

中等度までの歯周病ならこれだけで改善し、歯茎が引き締まってくることが少なくありません。歯が揺れている場合は、隣の歯とくっつけて揺れを抑えるといった処置を歯科医が行うこともあります。

(根管長測定器
https://www.dentaltools.jp/category-29-b0-%E6%A0%B9%E7%AE%A1%E9%95%B7%E6%B8%AC%E5%AE%9A%E5%99%A8.html)
歯周病の治療技術を身につけるには、こうした歯周治療の基本や治療によって病状が改善する経過を実践的に学ぶ機会が必要だと言います。すべての歯科医がこうした治療を経験しているわけではないのです。

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