~「どんな歯でも残す」は明らかな間違い~ 一部のマスコミさんの記事で「どんな歯でも残す努力をするのがいい歯医者」という意味の内容を目にしたことがあります。明らかな間違いです。 手術しなければいけない盲腸炎を手をつけないで様子だけ見ている医者がいたらば、それはどうみてもヤブです。 歯も同じ。残せない理由があればきちんと説明し、抜歯を勧めるのが正しいやり方です。 根の治療の専門医でも万能ではありません。どう頑張っても残すことが無理な場合には正直に状況をご説明し、他の手段を選んでいただくこともしばしばあります。 以下のような場合には手をつけても治らない確率が高いので、事前に治療をお断りするか、あるいは手をつけても治らない場合があることを了解の上で着手させていただきます。 (歯科診療ユニット https://www.dentaltools.jp/category-41-b0-%E8%A8%BA%E7%99%82%E3%83%A6%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%88.html) 何回も根の治療を繰り返している歯 (根管長測定器 https://www.dentaltools.jp/category-29-b0-%E6%A0%B9%E7%AE%A1%E9%95%B7%E6%B8%AC%E5%AE%9A%E5%99%A8.html) 段差・目詰まりなどで根の先までお掃除ができない歯 虫歯が深くて歯茎の下に及んでいる歯 唾液が入り込んでしまう奥歯 残っている根の厚みが虫歯で薄くなってしまった歯 何回も腫れや痛みが続いた歯 根にヒビが入っている歯(クラックと言います)、割れている歯 歯周病が進んでいる歯 治療や保存が可能か、成功率はどの程度かは、詳しい診査をした上でのご相談となります。
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