• 近況など 8/10/14 2:39 AM


    台風11号の影響で今日はすごい雨風。
    11号は雨台風ですね。今回は割と近くを通過するらしく、昼間はベランダ周りや玄関周りの風で

    飛んでいきそうなのを閉まったり、くくりつけたり。
    用心に越したことはないので・・・>< 夜には雨戸も一部閉めました。久々の出番。

    だんだん風も強まり、家が揺れる感じも一度ありました。ボロ屋なのでまじで心配;;
    今も徐々に雨が強まって来ています。そして洗濯物もたまって来ています。。。

    (雨で濡れちゃったので洗い直しとか・・でもベランダ使えないし・・・ぐぬぬ)
    「今までに経験したことのない雨量」とかで三重県が避難などで大変なことになっていますが、
    どうぞ大事ないことを祈りたいです。

    ■先日、なんと いはさんの「勝手にMADを紹介する生放送」(ニコ動)で紹介していただきました。

    まさか自分ガーとすごい嬉しくて嬉しくて!ありがとうございました。
    なのに、3回目の時すっかり失念してしまい><;すみませんっ
    でも後からタイムシフトで見せて頂きました^^; 以下コメ返信です。


    EOB     →かっこいいと言ってくださりありがとうです!

                  (本編の不満部分を全部ぶつけたのでw)
    ツキアカリのミチシルベ

               →何度も消されたやつですwでも気に入っていたのでうpしたく、

                 せっかくだからと画質UPをめざしてイチから再編集しなおしたもので、

                 微妙に元のと違ってたりします。またそのうち消されそう・・
    鳥の詩  →いはさんの「千年女優」MADから・・・w 

                  画質うpがわずかでもできたのは(いまだにアレだけど;;)合作のおかげです。

                  いろんな技術を教えて頂きました。。感謝です。
                  エンコは今でも神頼み的な感じでやってます(だめじゃん)

    ■視聴アニメ
    うわーん><いろいろオススメ聞いていたのに、すみません視聴進んでません。。
    かろうじて見てる→JOJO、アルドノア・ゼロ、SOAⅡ、DB改、シドニア(終わっちゃった)、

    (以下最近見れてないけど→)さばげぶ、るるも、劣等生くらい? 

    それに再放送でどれみ(今週からKBSで始まりました、めっちゃ楽しみw)、

    あと団地ともお(すごい好き)。
    こうしてみると少っ!ですねー。つい一人になるとPC作業を優先してしまう。←NET廃人乙

    ■師匠ライブ
    次回ライブ、平沢進×核P-MODEL「HYBRID PHONON」が秋にあるんですが、、、
     ・・・先日、体調崩してひたすら寝込んでいる間に優先締切過ぎてしまってた川orz川
            オレ最低・・・


    ■職場が異動になりました
    入社以来〇年間、ずっと同じ職種だったのが、突然の配置換えで、まったく今まで縁の無かった

    職場に移りました。業務内容が増え、オーバーフロー状態の上体調を崩されている方が

    おられるので、増援のようです。

    しかし「いつまでですか?」と聞くと「支援じゃなくて異動なのでヨロシク」;;
    すごい不安のまま1週間がすぎ、ようやくやるべき仕事が見えてきたかなというところですが、

    どうなるんでしょう><;;ひーん。。ド新人もいいところです。前の仕事の進捗も気になる。
    (いちばん困っているのが私服w 制服がないので毎朝悩む。またイオンかユニクロいかにゃ。。)

    ■オカメインコ←
    うちにきてもう3か月、すっかり大人っぽく美しくなられておいでです。
    うちのカースト制の頂点に君臨され、他の人間はしもべ状態w好きな人間の背中や肩に気分次第でパタパタ飛び移り元気いっぱい。噛みついたと思ったら頭をこつんと下げてかきかき要求して甘えてきたり、カワエエの一言ですwww  

    でもいまだしゃべらず。性別も不明。

     


    ・・・だんだんどうでもいい近況になってきた気がするw


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  • 【Bardock's story】Chapter 8 フレンズ 7/22/14 2:56 AM


      



    海外二次創作サイト”Fanfiction” から

     バーダック小説ご紹介 【Bardock's story】


    チーム結成編続きです。(Chapter7~10のうちの8)

    アニメではなんとなくトーマがリーダーっぽかったんですが、

    ここでは親父がリーダーです。そんな親父も素敵 ホワァ・・・(*´д`*)

    こんなまた少し違った魅力を持ったバダや、仲間との関係を掘り下げて

    描いてくださった作者様には本当に感謝です。

    これで少しひと段落つくので、またしばらくはMADにかかろうかなと

    思います^^

     -----------------------------------------------

    いつもの【諸注意】

    ・腐でもR18でもありません・・・と思う
    【重要】人物は完全作者オリジナルとお考えください。性格違うしw
    ・全部で、バダ誕生からラディッツ誕生まで21章あります。

    ・オリジナルキャラがたくさん登場します
      バダの両親やその知人、友人
      (なお作中、プラントー医師は最終決戦に出ていた老医師です)
    ・「Bardock's story」の続編「Their story」あり 
    ・【重要】作者様が最初に発表されたのが2012年なので、嫁はギネではありません
     (でも訳が本格的に嫁の登場する後半までいくかどうかわかりませんが><;)
    ・作品の雰囲気重視なので結構訳違ってたりするかも・・・してる・・・

     (作者様より、和訳の許可を頂いていますが、相変わらずの残念和訳でごめんなさい。。

     以上おkの方のみ、お進みください><






     

    ・第1章(少年編)始めはコチラです

                →→海外バーダック小説ご紹介  【Bardock's story】Chapter1」

    ・第7章(チーム結成編)始めはコチラです

                →→ 「海外バーダック小説ご紹介  【Bardock's story】Chapter7」

     

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    Bardock's story (Fanfictionより)

    https://www.fanfiction.net/s/7705762/5/Bardock-s-story

    By: ravenclaw-scorceress29 

    Published: Jan 4, 2012

     


    8.フレンズ

     

     タケオの死は、その家族とチームに大きな衝撃をもたらした。チームの結成以来、誰かの戦死は初めての出来事だった。

    アルウィナとベインは、マトリカを含む数百人のサイヤ人の戦死を見てきたが、それでも自分たちの息子がその不運な人々に連なるというのは信じ難かった。そして初めの数日間は、ショックから抜け出せずにいた。

    バーダックやトテッポ、セリパにとっても同様で、3人とも行きつけの酒場で悲しみに沈んでいた。トテッポは普段よりさらに無口になり、セリパとバーダックがより感情的になってしまっているのを見つめていた。

    セリパにとっては、身近な人を失う経験は記憶にある中では初めての事だった。彼女は不運な赤ん坊の一人だった。セリパは生まれてすぐ惑星に送り込まれ、両親は二人とも任務中に戦死してしまったので、両親への愛を十分知ることができなかった。だからバーダック達は最高の家族だったし、タケオはそれ以上の存在だった。タケオの死に、セリパの心は深く傷ついた。

    バーダックにとっては、二つのことが思考を支配した。タケオの戦死は、マトリカの時のように悲劇的だった。そして今、罪悪感にのまれていた。タケオは、バーダックのチームの一員であり、バーダックが責任者であり、そして彼は死んだ。だが彼も別れて戦うことに賛成した一人ではあった。

     

    しかし最も苦しんだのはトーマだった。トーマとタケオは、一緒にいるときは常にひとつだった。もちろん二人は普段の生活の中で兄弟喧嘩もしたが、お互い気遣いあい、現実的に引き離すことはできなかった。今まではそうだった。

    しかし弟の死以来、トーマはほとんど両親やチームに顔を出すことは無かった。彼は、兄弟がサイヤ軍に入って使っていた宿舎の自室に閉じこもり、考えこんでいた。あの日のすべての動きを心の中で辿っていたが、トーマでさえスカウターから助けを呼ぶタケオのコールは聴いていなかった。タケオとバーダックのスカウターは戦闘状態の時に破壊されたのだろう。この一連の様子を考えるたび、弟がバーダックの肩に担がれて運ばれている姿を見た衝撃が、その負傷した痛みのままトーマの心に共鳴を起こしていた。

    タケオは血にまみれ、さらにエネルギー・ブラストで受けた火傷で皮膚はめくれてしまっていた。名前を叫んでもタケオは何も反応しなかった。

    しかし今、弟の死から二晩が過ぎ、あの時の事について考えるのをやめた後、突然トーマの頭の中に、何かが起こった。彼の中のすべての苛立ち、痛み、湧き上がる怒りが一つのイメージの真上に構築された。それは、責任を問うことであった。そして突然ベッドから飛び降りると部屋を大足で出て行ったのだった。

     

    その頃、セリパとトテッポ、それにバーダックはいつもの酒場で飲みながら、再び悲しみに沈んでいた。3人は、タケオの死んだ朝からトーマに会っていなかった。そして3人ともただ沈黙していた。突然バーダックが呻きだすまでは。

    トテッポとセリパは、激しく頭を抱えているバーダックを見上げた。バーダックの指が、彼の飛び出しているくせ毛の髪をしっかり掴んでいた。

    「全部俺のミスだ」バーダックは低く呻いた。「全部俺の!」

    「違うよ、バーダック」セリパはきっぱりと言った。

    「私たち全員の責任だったのかも知れない。エチカ星人は、私たちが思ったより強かったって事よ」

    バーダックはその瞳にはっきりと怒りを浮かべて頭を上げた。

    「あの時分散する指示を出したのは俺だ、セリパ!お前らは俺のチームだ。俺の責任だ。あんな事が起こらない様に何かするべきだった!」

    「じゃあ何ができたの?バーダック」

    バーダックは振り向いてセリパのアメジストの瞳を見つめた。彼女は深く傷ついているはずなのに、バーダックに向かって一言も非難することが無かった。死んだり重傷を負ったりする事は、フリーザの名のもとに戦うすべてのサイヤ人には予期されたことだっし、もし誰かに責任があるとするなら、それは冷酷な専制君主にあることは明白だった。

    バーダックは残りを一気に飲み下すと立ち上がった。トテッポとセリパは、大股で酒場を出て行くチームリーダーを見た。

    「バーダック」トテッポが呼んだ。「どこへ行く?」

    「少し考え事だ」

    残された二人は不安になりお互いの顔を見合わせた。二人は、トーマとバーダックやタケオがどんなに仲良く一緒に成長したのか知っていた。そしてリーダーが何か馬鹿なことをしてしまわない様に望んだ。しかし数分後、バーダックが去った後に驚くことが起こった。

    「セリパ、トテッポ」その呼ぶ声に振り向くと目を見張った。

    「トーマ!ここで何してるの?」セリパが言った。

    「バーダックはどこだ?」

    「ついさっき出て行ったところだよ。突然立ち上がって行っちまった」

    「どこへ?」

    二人はバーダックの行方は知らず、首を振った。トーマは突然唸ると踵を返して酒場を出ていった。だがそのただならぬ様子は、トテッポとセリパを不安に駆りたてた。トーマの殺気立った様子に二人は顔を見合わせ、同じことを考えていた。そして慌ててトーマの後を追った。

     

    トーマが現れた少し前、バーダックはただぼんやりと要塞の中を歩いていた。特に行くあてもなく、足の赴くままにかつて行ったことのある場所を歩いていた。

    バーダックは、タケオ、トーマ、アルウィナ、そしてベインの事を考えていた。彼らはみんな、バーダックにとって非常に大事な第二の家族だった。もし彼らがいなかったら、マトリカの死後自分がここまで来れることはなかっただろう。自分は母と母の愛情を失ったが、この家族から二つの大きな友情と、本当の父親の姿と、母親の聡明さを得た。

    彼らは、バーダックの最も辛い時に手を差し伸べてくれた。しかし今、逆に彼らがそうである時、バーダックには何をするべきか分からなかった。

     (まるで母さんに生きていて欲しかった時のようだな)

    バーダックはふと立ち止まり、暗い夜空を見上げた。見上げるたびに、いつも同じ星が瞬き始めるのだった。それは、マトリカがこの星から息子を見つめているかのようだった。

     

    しかし、誰かの攻撃的な叫び声に名前を呼ばれてハッと我に帰ると、振り向いた瞬間、顔をめがけて激しい一撃を喰らった。

    よろめいて振り返るとそこに立っていたのは拳を振り上げているトーマだった。親友は、バーダックの顎を正面から殴りつけた。

    「この野郎!」トーマが叫んだ。

    「何をするトーマ!」バーダックが答えた。

    「お前じゃなかったら、弟はまだ生きていた!」

    すぐに気づき、バーダックは荒れ狂うトーマの一撃を防御したが、セリパとトテッポが追い付いたときにはトーマはバーダックを地面に押さえつけ掴み合っていた。二人を引き離そうとしたが、トーマは真っ赤に激怒し、バーダックに報復することだけに支配されていた。

    トーマの拳は激しく速く、そのたびバーダックの身体は衝撃で揺れ、心臓がアドレナリンで激しく動悸したが、バーダックはトーマの呼吸をつかむとやっと股間に蹴りを入れることができた。巨体のサイヤ人は苦痛に拳を止めると、バーダックにトーマを押しのける隙を与えた。

    「トーマ、やめろ!」

    「いいや!お前が分散すると言ったんだ、お前の指示だ!お前のせいだ!」

    トーマはバーダックを突き飛ばそうと殴りつけたりキックしようとしたりしたが、友人よりも小柄にも関わらずバーダックの方が強く、トーマをその場に抑え込んだ。ついにトーマはバーダックの目の奥を見つめるのに十分なほど、その動きを止めた。

    「トーマ、俺たちにできることは何も無かった。あれは恐ろしいアクシデントで、俺たちの中の誰がやられていてもおかしくなかったんだ。すまない」

    トーマはバーダックの目をじっと見つめた。そこには、かつて彼が見たものがあった。それは見たことのある表情だったが、バーダックではなく彼自身だった。まるで昨日のように、バーダックがトレーニングセンターでひざをついて、母を失った痛みに地面を殴っていた事をトーマは覚えていた。

      「もういい、バーダック。全部吐き出しちまえ」

      「なぜだ?なぜ僕にこんな事が起こるんだ、僕が何をしたって言うんだ」

      「何も。俺を信じろ、大丈夫だ」

    もしあの時、トーマがずっと我慢強くバーダックに関わっていなかったら、今のバーダックはなかっただろう。そして今、バーダックはその好意に報いてくれていたのだ。

    トーマの目からは怒りが消え、涙が溢れてきていた。痛みを分け合うように、バーダックはため息をついた。

    やがて、トーマは親友の手を引いて立たせるとその身体に引き寄せた。バーダックもトーマをかたく抱き寄せたのを見て、セリパとトテッポはようやく息をつくことができた。

    「もう大丈夫だな、トーマ」

    「済まない、バーダック」

    「俺もだ、トーマ、俺もだ」

    バーダックがトーマの背中を叩くと、背の高いサイヤ人はしぐさで返し、そして二人は離れた。お互いをみると顔も戦闘服も泥まみれで、バーダックはあちこちに青あざだらけになっていた。そして鼻血まで流れ出した。

    「俺たち、顔でも洗わないとな」トーマが言った。

    「そうだな。それがいい」バーダックが答えた。

    二人は寂しそうな笑顔を浮かべた。セリパとトテッポも安堵のため息をつくと、4人のサイヤ人はそれぞれの宿舎に帰っていった。

     

    その道すがら、トーマはバーダックに尋ねた。

    「バーダック」彼は聞いた。

    「この哀しみは結局どうなるんだ? つまり・・・マトリカのことは、今でも哀しかったりするのか?」

    「なぜそんな事を聞く?」

    「それは・・・今までお前に聞くことはできなかったが、俺は自分のために知らなきゃならないんだ」

    バーダックはすぐには答えず、歩みのまま深く考えた。そしてトーマは辛抱強く待った。

    「初めよりは悲しくはなくなるさ」バーダックはようやく口を開いた。

    「だが痛みが消えることは無い、そのうちわかる」

    トーマは深くため息をついた。バーダックは手を伸ばすと親友の肩をたたいた。トーマには、それはかつて自分がバーダックにしたのと同じ事をしてくれたのだと分かった。

     しかし、彼らチームの行く手にはまだ困難があるのだった。

     

     

                                      (Chapter 8: Return the favour)


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  • 【Bardock's story】Chapter 7 時は流れて 7/20/14 10:27 AM


      



    海外バーダック小説ご紹介 【Bardock's story】


    (今までタイトル間違っていましたごめんなさい! ’s が抜けていましたorz)

    やっと続き(青年編、というかチーム結成編)を少しうpです。

    先日、少年編Chapter1~6をうpしましたが、今回うp予定はチーム結成編7~10のうち7,8です。

    Chap.8は実はまだ少し未訳が残っているのでうpは明日くらい?

     

    今回から青年編という事ですが、やっぱりバダの基本的性格がオリジナルと違ってて

    結構ストイックで真面目な印象なのはFUNimationバダから来てるんでしょうね。

    どちらも好きだ>< (←節操なし乙)

    そして新たにセリパ、トテッポ登場。

    さらにもチラッと^^ バダが口説き落されるまでは頑張る(爆)

    ではどうぞー。

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    いつもの【諸注意】

    ・腐でもR18でもありません・・・と思う
    【重要】人物は完全作者オリジナルとお考えください。性格違うしw
    ・全部で、バダ誕生からラディッツ誕生まで21章あります。

    ・オリジナルキャラがたくさん登場します
      バダの両親やその知人、友人
      (なお作中、プラントー医師は最終決戦に出ていた老医師です)
    ・「Bardock story」の続編「Their story」あり 
    ・【重要】作者様が最初に発表されたのが2012年なので、嫁はギネではありません
     (でも訳が本格的に嫁の登場する後半までいくかどうかわかりませんが><;)
    ・作品の雰囲気重視なので結構訳違ってたりするかも・・・してる・・・

     (作者様より、和訳の許可を頂いていますが、相変わらずの残念和訳でごめんなさい。。

     以上おkの方のみ、お進みください><






     

    ・第1章はコチラです→→ 「海外バーダック小説ご紹介  【Bardock's story】Chapter1」

     

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    Bardock's story (Fanfictionより)

    https://www.fanfiction.net/s/7705762/5/Bardock-s-story

    By: ravenclaw-scorceress29 

    Published: Jan 4, 2012

     

    7.時は流れて

     

    マトリカの死から数年後、バーダック、トーマとタケオ達は青年になりサイヤ軍に加わり、チームとなった。

    バーダックの顔の傷は、少年の頃から予想された通り大きく目立つようになっていた。

    その傷は、今やすっかり背が高くバーダックよりがっしりした体格となったトーマ・タケオたちの横に立った時、バーダックには必要な存在感すら与えていた。

    彼らはもうスカウターを使用できる年齢となり、すでにチームとして最初の任務をこなしていたのだった。

    3人は、さらに二人のサイヤ人を迎えてチームを結成した。一人目はトテッポ。彼はバーダック達より2,3歳年上で、背も高かったが、むしろ物静かなタイプだった。彼のチームは仲間割れの殺し合いにより決裂、そのため彼はチームを辞めていた。トテッポは、自分より若いサイヤ人がリードを取ることに喜んで同意した。

    もう一人のメンバーは女性で、名はセリパと言った。

    少し年下だが、バーダック達の気を引き付け続けるほどに元気にあふれていた。男たちより優雅でエレガントな彼女の身のこなしは、かなり彼らの目を引いていた。二度の任務を経て、五人の結束はより強く結ばれた。

    そして経験不足にも関わらず、バーダックはすでにチームリーダーとしての役割をごく自然に見出されていた。

     

    母の死から平坦な道ではなかったが、バーダックはそれを乗り越えてきた。

    あの暴力的な父親からはまだなんの連絡もなかったが、不安の元が一つ無くなったに過ぎなかった。彼はアルウィナのアドバイスどおり、ボーゼックよりも強く、そしてまっとうな人間になるためのトレーニングを続けていた。そして任務の遂行や仲間の手助けもあり、バーダックは注目されるようになっていたが、トーマとタケオがトラブル・メーカーであったためそれは長くは続かなかった。

    若い3人は、惑星ベジータの若い女性たちから注目を集めていた。トーマとバーダックはその楽しい時をよく過ごしたが、タケオは、さっさと一番の愛するガールフレンドを見つけていた。

    それは彼らのチームメイトであるセリパだった。酒場では、セリパはタケオと一緒に座りたがり、膝にのることすらあった。初めは気まずかった他の3人も、すぐに慣れてしまった。

    彼らの友情やリーダーとしてのバーダックを試すような大きな出来事が、チームを永遠に分けてしまうまでは。

     

    チームはその運命の日、最新の次の任務に備えていた。送り込まれるその惑星は変身しなくても容易に征圧できると思われ、5人のサイヤ人は勝利を確信していた。

    5人が各自のポッドに乗り込んで出発の準備をしているその時、何かがバーダックの目をひいた。

    それは発射台を歩いて通り過ぎていく若いサイヤ人の女性だった。

    彼女は、黒と白の戦闘服を身に着けていたが、バーダックを引き付けたのはその姿で、彼女は信じられないほど美しかった。

    長い黒髪は太陽の光に輝き、ピンク色の肌は明るく、淡紅色の唇はとても魅力的だった。その時、バーダックの視線に彼女は見られていることに気が付いたようだった。彼女は歩みを止めてバーダックの方へ振り向いた。それは、今まで見たこともないような美しく長いまつ毛のエメラルド・グリーンの瞳だった。その瞳が輝いた。自分に見とれているのに気づいたその未知なる美しい女性はバーダックにほほ笑みかけた。

    (笑っている・・・)

    しかしバーダックが何か応えるより先に、タケオの自分の名前を呼ぶ声が聞こえた。

    「おいバーダック!」彼は叫んだ。「乗れよ!」

    「ああ、今行く」

    彼があの不思議な美女をもう一度見ようと振り返ったが、彼女はすでに消えていた。

    (いったい誰だったんだ)

    疑問を残して、バーダックはポッドに乗り次の任務に就くため五人は待機した。

     

    バーダック達チームは、エチカという惑星に送りこまれた。その惑星には特にたいした敵も存在しなかったが、洞窟には、フリーザの欲しがる貴重な希少鉱物があった。

    巨大なクレーターを作って5つのポッドが惑星に着陸、5人はポッドから出て身体を伸ばした。バーダックとトーマはあたりを見回した。そこは心地よい青空が黄色い草原に広がっていた。

    その時、突然スカウターが戦闘力を検知して鳴り響いた。しかしアラームはやがて消えていった。

    「次の満月はいつ?」セリパが尋ねた。

    「二日間はない」タケオが答えた。

    「だが俺達には必要ない。エチカ星人は俺達ほど力は無いからな」トーマが付け加えた。

    「いいか、やる前によく聴け」バーダックは言った。「俺たちはここのやつらを排除するだけだ。星そのものには手を付けるな。フリーザ様はこの星の鉱物を必要としているが、ここのやつらがどの辺に隠れているか判らないからな」

    仲間たちは了解してうなずき、分かれて5時間後に再び落ち合う事で同意した。

    しかし、彼らの信頼関係は消されようとしていた。与えられていた惑星エチカの情報が大きな誤りであったことに最初に気付いたのはトーマだった。空を飛んでいるとスカウターが突然激しく鳴り響いた。それは何かが下にいることを示していた。見下ろした瞬間、エネルギー・ブラストが彼を襲撃、なんとか身をかわして見下ろすと地表のエチカ星人を発見した。

    「あいつを捕えろ!」その一人が叫んでいた。

    エネルギー・ブラストを交わしながら反撃したが、トーマは気づくと孤立状態で応戦していた。スカウターで助けを呼ぼうとしたが、他の仲間もまた戦闘状態に陥っていた。5人全員がエチカ星人に苦戦を強いられていたが、決してあきらめず戦い続け持ちこたえた。間もなくトーマ、セリパ、そしてトテッポが合流しエチカ星人が去って行くまで共に闘った。3人は疲れ切りながらもそれぞれのポッドに戻ったが、バーダックとタケオを見失っていた。セリパとトテッポが呼吸を取り戻している間、トーマはスカウターでコンタクトを取ろうとしていた。

    「バーダックそこにいるのか?タケオ!応答しろ!」

    「トーマ?」セリパが問いかけた。

    「二人とも応答がない」

    「あいつらは無事か?」トテッポが聞いた。

    「わ、わからん・・・」

    3人は二人の友を失う予感に重く静まり返った。

    長く重苦しい時間が過ぎた時スカウターが鳴り響いた。こちらに二つの人影が向かってきていた。息を潜めてゆっくり近づいてくる人影が見えるまで待ったがそれが誰なのか全く分からず、不安がトーマを苦しめた。よく見るために飛ぶと、その声を聴いた。

     

    「トーマ!手を貸してくれ!」それはバーダックだった。

    彼は独りではなく、重傷を負って意識のないタケオを運んでいた。トーマは考える暇もなく双子の弟をポッドに運び込むのを手伝うために飛びあがった。

    恋人の状態を見たセリパはその場でほとんど凍り付いてしまった。そしてバーダックとトーマはタケオをポッドに運びこむと瞬分の無駄もなく他のチームメンバーもポッドに乗り込み、

    惑星ベジータへと飛びたった。そして可能な限り早く惑星ベジータに戻るとタケオをいちばん近くの医療センターのメディカル・マシンへと運び込んだ。

    セリパから息子の負傷の知らせを受けたアルウィナは、すぐに飛んできた。そしてトーマとハグを交わしすとタケオの回復を待った。バーダック達他の3人は、センターの外で待機することにしたのだった。

     

    そして翌朝、センター外の壁際で眠りに落ちていたバーダックは目を覚ました。

    身体を伸ばし立ち上がったその時、ドアがシューッという音を立てて開き、プラントー医師が現れた。老医師は外で待っている3人の若者を見回した。

    「プラントー、あいつは・・?」バーダックが尋ねた。

    その声に、大事な友人の様子を聞くためにセリパとトテッポも目を覚ました。

    プラントー医師が彼らの目の中に希望を見出してため息をついた時、バーダックは胸騒ぎを感じた。バーダックはかつてそのため息を聞いたことがあった。そしてその意味を理解していたのだった。

    突然、バーダックは医師を押しのけると部屋の中に飛び込んだ。

    「すまん」プラントーはゆっくりと言った。

    バーダックがメディカル・マシンの設置されている部屋に入ると、抱き合っているベインとアルウィナ夫婦が目に入った。アルウィナは泣いていた。

    マシンのすぐそばでは膝を抱えているトーマもいた。トーマは、深い悲しみに肩を揺らしていた。

    タケオは夜中に死亡していた。

    またしても、バーダックは大切な身内を失ったのだった。

     

    (Chapter 7: Time changes)

    Comments(0)>>
  • 【Bardock story】Chapter6・・・(少年編ラストです) 6/23/14 3:19 AM


      



    第6章うp

     これで少年編は最後です\(^o^)/

     次からはヤングアダルト編になり、 チーム結成エピソードや

     嫁とのあれこれになるのですが、とりあえずいったん休憩しますーw

     MADもやりたいし・・・(というか全21章は自分には果てしなさ過ぎて←)

     いや、そもそも最初は嫁とのイチャイチャする(してない←)話が好きすぎて

     自分用に訳したくなったのが発端だったんですが。。orz

     ごめんなさい。

     興味のある方は、リンク先のサイトもぜひみてください。 

     では少年編ラスト行きますー。

     (いつか続きも訳せるといいな^^)


    海外バーダック小説ご紹介 【Bardock story】

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    【諸注意】

    ・腐でもR18でもありません・・・と思う
    【重要】人物は完全作者オリジナルとお考えください。性格違うしw
    ・全部で、バダ誕生からラディッツ誕生まで21章あります。
     その中で、とりあえず少年時代編(1~6章)は順次ご紹介できると思います
    ・オリジナルキャラがたくさん登場します
      バダの両親やその知人、友人
      (なお作中、プラントー医師は最終決戦に出ていた老医師です)
    ・「Bardock story」の続編「Their story」あり 
    ・【重要】作者様が最初に発表されたのが2012年なので、嫁はギネではありません
     (でも訳が嫁の登場する後半までいくかどうかわかりませんが><;)
    ・作品の雰囲気重視なので結構訳違ってたりするかも・・・してる・・・

     

     以上おkの方のみ、お進みください><






     

    ・第1章はコチラです→→ 「海外バーダック小説ご紹介  【Bardock story】Chapter1」

     

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    Bardock story (Fanfictionより)

    https://www.fanfiction.net/s/7705762/5/Bardock-s-story

    By: ravenclaw-scorceress29 

    Published: Jan 4, 2012

     

    6.バーダックの痛み

     

    自分たち民族の優れた仲間であったマトリカが、本来彼女を守るべき人間によって殺されてしまった事は彼女を知るサイヤ人達の非常に激しい怒りをもたらした。ボーゼックは、マトリカをメディカルセンターに運び込んで以来惑星ベジータのどこからも姿を消したが、それはかえって良かった。

     

    サイヤ人の多くは、ボーゼックの性質上、やりすぎたのだと思っていた。だがアルウィナは、二度とふたたびボーゼックを見ることはないだろうと喜ぶただ一人の人間だった。約束通り、彼女はマトリカの埋葬後、バーダックを家に連れて帰った。

    彼女は、もし次にバーダックが父親を見たら殴りかかろうとするだろうし、制止するのが大変だろうと思っていた。しかし、少年の心が傷つけられたという素振りを見せるだろうと考えていたなら、それは彼女の誤りだった。

    その若いサイヤ人はまるで石になってしまったかのようにほとんど無表情になっていた。たとえサイヤ人であっても、それは良くない兆候だった。

    食事にもあまり手を付けず、わずかな睡眠で、起きている間はたった独りでトレーニングを続けていた。

     

    トーマとタケオはますます心配になっていった。彼のトレーニング中、トーマとタケオは床に座ってバーダックの様子を見ていた。

    バーダックはもう3時間も空中にそうしていた。汗が顔から滴り落ち、胸が呼吸で激しく上下していた。しかし止める様子はなく、トーマは眉をしかめた。

    「そろそろ止めさせないと」彼は言った。

    「大丈夫だろう」タケオはきっぱりと言った。「あいつは、辛い事をたくさんくぐり抜けてきたんだ」

    「だけど心配だ。マトリカが死んでから、バーダックはまるで石みたいだ。自分の周りの誰からも、何からも、完全にシャットアウトしてるんだぜ」

    「あいつは、まだすごく悲しいんだよ」

    「なあタケオ、この2週間でバーダックが暴れたり、泣いたり、そんな感じの素振りを見たことがあるか?」

    タケオは寄りかかって、静かに注意深く考えてみた。彼の双子の兄弟の言う事は正しかった。バーダックは痛みも怒りも、ほかのどんな感情も示さなかったので心配になった。双子たちはバーダックが再びトレーニングを開始するのをただ見上げていた。

    「あれじゃほとんど自分を追い詰めてるよなあ」

    「このままじゃあいつ・・・」

    「ストップ、トーマ。そんなことない。バーダックはもっと強いやつさ」

    「だけどどんなに強いサイヤ人にだって限界があるぜ」

    そのうち、もう一つのトレーニングを完了してバーダックは地上に降り立った。3人の少年たちは夕食のために家に戻った。

     

    夕食のテーブルでは、アルウィナは夫と息子たちががつがつと典型的なサイヤ人の振る舞いで食事をするのを見ていた。しかしバーダックは、わずかに自分の食べ物をつまむだけだったのが、アルウィナには気がかりだった。

    少年は遠くにいるように見えた。彼女にはその理由が分かっていたが、息子たちと同じように心配していた。彼女も、それでもまだバーダックの様子を見ていたが、この食欲の欠如よりも気にかかる事があった。今の所はしかし、まだ注意深く彼をただ見守ることにした。

     

    その夜の夕食後、アルウィナが見ると子供たちはぐっすりベッドで眠っていた。トーマとタケオは二段ベッドで、タケオが上段、バーダックは寝袋に入って床で眠っていた。双子たちは、いつか向き合う敵を夢に見ながら寝息をたてていたが、アルウィナが気になったのは子供たちではなくバーダックだった。

    その孤児となったサイヤ人の少年は、明らかに悪夢のせいで寝返りばかりうっていた。

    その様子を見ていると、ベインが背後からやってきて彼女の視線の先を見た。そしてバーダックの酷い様子を見ると深いため息をつきながら言った。

    「子供があんな風になるとはたまらんな」ベインの声は低く静かだった。

    「あの子はこんな目に遭うべきじゃないわ」アルウィナは答えた。「私たちサイヤ人は、もともと暴力的な傾向はあるけれど、自らの身体に向けてのものじゃないわ。ボーゼックは自分が何をしたか、分かってないのよ」

    ベインは答えなかった、答える必要がなかった。サイヤ人が妻や子供に、ボーゼックがしたような行いをすることがあるなどとは考えることができなかった。

    「心配だわ、ベイン。バーダックは心の傷を表そうとしていない。サイヤ人は表に感情を出さないことが多いけど、彼は子供よ。あの子は自分の感情を押し殺す手段をもっていないわ。少なくとも爆発するべきよ。」

    「いつかはそうなるだろう。このまま自分の道を進むことができる限りはな。」

    「そうよね。」

    しばらくうなされていた後、やっとバーダックは眠り、アルウィナの顔に笑顔が浮かんだ。

    「あの子はいい子だわ。マトリカはあの子の世界を考えていたのね」

    「彼女は、一人でバーダックをここまで育て上げたんだ。最初の予想よりずっと強く。マトリカの才能を受け継いで、強い覚悟のあるリトル・ガイにね。」

    「ボーゼックには、それが理解できなかった。私たちで、彼女の仕事を最後までやり遂げることができればいいわね」

    そうしてアルウィナとベインは寝室へ戻っていった。

     

    数日後、トーマはなぜかいつもより少し早く目が覚めた。タケオは上のベッドで寝息をたて、父は隣の部屋でいびきをかいていた。

    目を開けてあたりを見回すと、家は昇ってきた朝日に照らされ始めているところだった。トーマは毎朝、バーダックを確認するために振り向いて身体を伸ばした。彼は親友をチェックしていた。いつもの朝は、彼の横でうつ伏せになり横たわっていたが、今朝は変だった。

    バーダックは何処にもいなかった。

     

    彼の急ごしらえのベッドはからだった。不審に思って立ち上がると、バーダックの戦闘服が無くなっているのに気付いた。バーダックがどこに行ったのか誰でも分かることだった。心配になり、トーマは服を着て将来のチームメイトの後を追った。

    トーマやタケオ、バーダックたちはまだ子供だったのでスカウターの使用は許可されておらず、バーダックを見つける事は容易ではなかった。彼はその後、あちこちのトレーニングセンターを回って部屋中を順番に探し回なければならなかった。

    自宅から一番近いトレーニングセンターや、2番目にも来てみたが誰もいなかった。しかし3番目に着いたとき、彼は照明がついているのを見つけて中に入ってきた。するとすぐに誰かのトレーニングをしている物音が聞こえてきた。

     

    トーマが聞いた声、それはバーダックだった。彼は慎重にその闘技場のドアの所まで来ると、そっと様子をうかがった。

    すると拳でターゲットを攻撃する若いサイヤ人、バーダックのすさまじい叫び声が彼を出迎えた。ターゲットは衝撃力で破壊された。トーマは言葉を失った。 その叫び声には非常に大きな怒りや憎しみ、痛みがあった。それは本当に恐ろしい光景だった。

    トーマはバーダックの怒りが彼自身に限りなく激しく向けられているのを見てショックを受けた。トーマは口の中がからからに乾き、心臓の鼓動が速くなるのを感じた。

    彼の親友は最終的にため込んだ怒りを吐きだそうとしているのだったが、それは良くない光景だった。

    その攻撃はほとんど破滅的だった。そのペースで打ち続けて、自分自身を殺すつもりだった。

     

    ついにトーマはそれ以上我慢できなくなり、バーダックが標的に向かってエネルギー・ブラストを放とうとした瞬間空中に飛び込んだ。

    「バーダック!」彼は叫んだ。

    突然バーダックが振り向きざまトーマの首をつかんで腕をあげ手にエネルギー・ボールを発生させた。トーマはバーダックが本気で怒り睨み付けているのを見て凍りついた。

    「バ、バーダック、落ち着け!」トーマが叫んだ。「俺は何もお前を傷つけたりしない」

    「ここで何をしてるんだ、トーマ」バーダックが質問した。

    「お前を捜していた。そしたらここでお前が自分を痛めつけてるのを見つけたんだ」

    「俺は平気だ!」

    突然バーダックは手荒くトーマを突き飛ばすと背中を向けた。トーマは仕方なく立ち去ろうとしたが、バーダックをこんな風に一人残していくことはできなかった。

    彼の親友には、助けが必要だった。彼自身そう望んでいなくても。

     

    「こんな事を続けていたら、おまえ死ぬぞ?バーダック」

    「どっちみち誰かが治してくれる」

    「俺たちが治す。お前の母さんもそうしただろうさ」

    まるでバーダックは自分の感情を抑えようと闘っているかのように動揺していた。

    「あの野郎がおまえの母さんにしたことは許せないことだ、」トーマは言った。

    「しかしそれはお前のせいじゃない。バーダック、絶対にお前のせいじゃない。ボーゼックみたいな頑固野郎は、何が何でも自分勝手にやりたいだけなんだ」

    「母さんは俺を守って死んだんだ。俺さえいなければ・・・」

    「違う、バーダック。マトリカはそうしないといけなかった。もしお前じゃなくても、よその子供であっても、マトリカはそうしていたさ」

     

    闘技場は静まり返り、トーマはただバーダックのこわばった背中を見つめていた。

    そうして、心の底の感情が一気にバーダックを押し上げ溢れ出し、その若いサイヤ人は泣き始めた。トーマは、彼が腰をおろすまで彼が悲しみに沈むのを見ていた。バーダックは膝をつき、闘技場に響く声を押し殺して泣いた。トーマが彼の隣に降り立った時、彼は握りしめた拳で地面を叩き始めた。トーマはバーダックの隣に膝をつき、彼の背中をそっとさすり始めた。

    「もういい、バーダック」トーマは励ました。「全部吐き出しちまえ」

    「・・・なぜ?なぜこんな事になったんだ、僕が何をしたって言うんだ」

    「何も。俺を信じろ、大丈夫だ」

    「母さんは僕のすべてだった、死んでしまって、どうしたらいいんだ・・・」

    トーマはしばらく考えた。

    「分からない。俺にはこんな経験がないんだ」

    少年たちが床に座っていると、足音が聞こえてきた。トーマが見上げると、彼の母親がドアのところに立っていた。

     

    アルウィナはトーマが家を出た後すぐ目が覚めていた。二人ともいなくなったので、子供たちを捜すために来たのだった。彼女は、バーダックの泣いている様子を見てため息をついて二人の所にやって来た。

    「あなたのお母さんは、あなたをできる限り鍛え上げて、あいつの間違いを証明しようと決意したのよ」彼女はバーダックに言った。

    「でもそれは自分自身を痛めつけること無しに、あなたはマトリカの遺志を継ぐべきなの。お母さんがあなたに与えようとした人生を生きるのよ。あなたが居たいだけ私たちと一緒にいていいから、もっと強くなるの」

    バーダックは、アルウィナの思いやり深い目を見上げた。よく見ると、彼女の瞳は昔よく見たことのあるような、とても親愛に満ちたものだった。それは強くたくましくあるようにと、バーダックに希望を与えてくれていた。

    そうして涙が乾いたあと、三人のサイヤ人は朝食の待つ家に戻っていった。

     

    マトリカの息子の行く先には、まだ不確かな未来がそこにはあった。

     

                                  (6: Bardock's pain)

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  • 【Bardock story】Chapter5 6/23/14 2:21 AM


      



    第5章うp。


    海外バーダック小説ご紹介 【Bardock story】

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    【諸注意】

    ・腐でもR18でもありません・・・と思う
    【重要】人物は完全作者オリジナルとお考えください。性格違うしw
    ・全部で、バダ誕生からラディッツ誕生まで21章あります。
     その中で、とりあえず少年時代編(1~6章)は順次ご紹介できると思います
    ・オリジナルキャラがたくさん登場します
      バダの両親やその知人、友人
      (なお作中、プラントー医師は最終決戦に出ていた老医師です)
    ・「Bardock story」の続編「Their story」あり 
    ・【重要】作者様が最初に発表されたのが2012年なので、嫁はギネではありません
     (でも訳が嫁の登場する後半までいくかどうかわかりませんが><;)
    ・作品の雰囲気重視なので結構訳違ってたりするかも・・・してる・・・

     

     以上おkの方のみ、お進みください><






     

    ・第1章はコチラです→→ 「海外バーダック小説ご紹介  【Bardock story】Chapter1」

     

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    Bardock story (Fanfictionより)

    https://www.fanfiction.net/s/7705762/5/Bardock-s-story

    By: ravenclaw-scorceress29 

    Published: Jan 4, 2012

     

     

    Chapter 5.マトリカ

     

    そんな出来事も知らず、アルウィナと家族は夜になってこれからくつろぐ所だった。

    しかしアルウィナは、マトリカとバーダックの二人がまだ心配で仕方がなかった。トーマとタケオも同様だった。

    バーダックはトーマ達とのトレーニングに姿を見せなかったので、殊にトーマは心配していた。トーマはベッドルームの窓に座って外を見つめ、親友が無事かどうか考えていた。二人は毎日顔を合わせていたので、ほとんど兄弟も同然だったのだ。

    トーマが暗闇を見つめていると、突然ドアをノックする音が聞こえた。アルウィナがすぐに出て、トーマとタケオもドアの外が見える場所に行った。二人の父親のベインはシャワーから上がり首にタオルを巻いて出てきた。そして全員がショックを受けることが起こった。

     

    アルウィナはドアを開けた。するとドアステップに立っていた誰かがフロアにうつぶせのまま倒れ、足元を見下ろすと、それはバーダックだった。そのサイヤ人の少年は完全に意識を失っていた。

    「バーダック!」トーマが叫んだ。

    「何があった?」とベインが聞いた。

    アルウィナは友人の息子を抱き上げると、子供たちの寝室へ運んだ。そこはトーマのベッドだった。脈拍と呼吸を確認したが、バーダックはショック状態ですぐには回復しないだろうと思われた。

     

    「ママ、バーダックは大丈夫なの?」タケオが尋ねた。

    「そうね、」アルウィナが答えた。「安静が必要だわ」

    「誰かマトリカにバーダックの事を知らせないと」ベインが提案した。

    「いいえ、それはダメよ」

    「どういう意味だ?」

    「よく分からないのだけど」

    さらに相談しようとすると、バーダックは目を覚ました。トーマとタケオがバーダックのそばに来ると、ゆっくりと、バーダックの黒い瞳が開き部屋を見渡した。そこにはふたりの親友がいた。

    「トーマ?タケオ?」

    「おいバーダック、」トーマが元気よく声をかけた。「みんなお前の事心配したんだぞ」

    「大丈夫なのか?」タケオが尋ねた。「お前、ドアの前で倒れていたんだ」

    バーダックは、母親の言葉に従って家を飛び出したことを静かに思い出していた。その瞳には苦悩と不安が映っていた。それはマトリカの事に違いなかった。

    「ベイン」アルウィナはきっぱり言った。「トーマとタケオに何か食べさせてやって。バーダックを安静にさせないと」

    「分かった」夫は答えた。「お前たち、こっちへおいで」

    「うん」

    「またな、バーダック」

    双子たちが父親とともに部屋を出ると、アルウィナはバーダックの向かい側に腰を下ろした。バーダックは疲れ果ててぐったりしていたが、訳を聞かなければならなかった。

    「バーダック、」彼女はそっと言った。「今日一日、どこにいたの?トーマとタケオ、ずっとあなたを待ってたのよ」

    「父さんが・・・」バーダックは一言だけ答えた。

    「僕はもっと力が必要なんだ」

    バーダックはどうやってアルウィナが協力してくれるつもりなのかは分からなかったが、彼女の優しいまなざしと粘り強さは無視できなかった。

    少年は深くため息をつきながら、何が起こったのか話し始めた。

     

    アルウィナの心は、ベジータ山脈に捨てられたという話に悲しみに沈み、さらにボーゼックがどうやって子供とマトリカを攻撃したのかという説明に、衝撃で凍りついてしまった。

    話し終わって、アルウィナはバーダックが一生懸命泣くのをこらえている姿を見てショックを受けた。少年はタフさを長年にわたる訓練によって身につけていたが、この恐ろしい体験はその試練だった。

     

    アルウィナには自分の息子たちにそれが降りかかったとしたら、と考えても想像すらできなかった。

    ボーゼックは、それがサイヤ人としての性質であっても、あまりに危険になっていた。確かに、挑発や復讐心からサイヤ人同士で闘う事もよくあったが、それは彼らの夫・妻や子供たちに向けての攻撃ではなかった。そうして彼女は、両手をまわしてバーダックを抱きしめた。

     

    「僕の母さんは無事だと思う?」少年は尋ねた。

    アルウィナは、マトリカは大丈夫ではないだろうと思ったがそれを伝えるのはためらわれた。もちろんマトリカは強い女性ではあったが、ボーゼックもただの司令官ではなかった。彼は「恐ろしいやつ」という評判を持つ、すぐれた中級クラスのサイヤ人だった。だがマトリカは、バーダックが生まれる前あたりから、力に頼らない尊敬すべき女性だと言われていた。

     

    「分からないわ、バーダック」彼女は正直に答えた。「無事を祈りたいけれど、確信がないの」

    若い戦士は目をおろし、重いため息を吐いた。そしてアルウィナは、少年が睡魔と闘っているのを見た。本当に少年のエネルギーは枯渇していたのだった。

    「もう寝なさい、バーダック」彼女は言った。「トーマのベッドだけど、大丈夫だから」

    「でも・・・」

    「お母さんの事は心配しないで。明日の朝、私たちが探してきてあげる」

    仕方なく、バーダックは横になると目を閉じた。アルウィナは少年を寝かせると部屋を出て行った。

    彼女は本当にマトリカの事が心配だったが、しかし今は彼女の家に飛びこむのは危険だった。

    もし事を荒立ててしまったら、ボーゼックの暴力はさらに酷くなるかもしれない。長い夜になりそうだった。

     

    翌朝、バーダックは目が覚めると服を着てドアの外に出ようとした。

    「おい、バーダック」トーマが呼んだ。「ちょっと待てよ」

    「母さんを探しに行かないと」

    「俺とママも行くよ」

    「タケオはどうしたの?」

    「タケオは父さんとトレーニングよ」アルウィナが答えた。「トーマは協力したいって」

    バーダックは、無言でアルウィナとトーマが出発する準備が終わるのを数分間待った。

    準備が終わり3人はバーダックの家にと飛んだ。子供たちを背後に、アルウィナは先頭を行った。トーマは、親友の心は昨日の晩に行ったままなのを見た。バーダックはマトリカが心配で一晩中寝返りばかりをうっていたのだった。

    「おまえ、あまり寝てないんだろう」トーマは尋ねた。

    バーダックが親友の方を振り向くと、心配してくれているのが分かった。

    「ああ。」彼はひとことだけ答えた。

    「きっと大丈夫だよ。お前のママが見つかったら、また元のようになれるって」

    しかしバーダックはそんな確信は持てなかった。

    30分ほど飛ぶと、3人はバーダックの家に到着した。捜索にも関わらず、特に変わった様子は無かった。

    バーダックは素早く着地するとドアに駆け出したが、ドアは開かず弾き返されドサッと地面に倒れこんだ。

    「大丈夫か?!」トーマが叫んだ。

    「ああ」バーダックが答えた。「なぜ鍵がかかってるんだ?」

    アルウィナは窓を覗き込むとスカウターのスイッチを入れた。しかし屋内からは、誰の反応も読み取れなかった。

    「母さんはどこ?」

    最初には、アルウィナはバーダックの質問に答えなかった。しかし思い当たるある場所があった。

    「来なさい」

    彼女は子供たちを後ろに空中に浮かぶと飛び始めた。寄り添うように飛んでいると、向かっている場所がメディカル・センターであることが分かってきた。

     

    3人は着地すると、二人の少年をそばに従えた。彼女を追ってホールに入ると、バーダックは心臓が早鐘のように鳴り出すのを感じた。

    間もなく3人は顔なじみの人物、プラントーに出会った。プラントーは、彼がホールでアルウィナを見かけたとき、ある場所から別の場所へと移動中だった。彼はバーダックを見るなり顔色が変わった。

    「プラントー」アルウィナが挨拶した。「お目にかかれて嬉しいわ」

    「やあ、アルウィナ」彼が返した。「あんた、マトリカを探しておるんだろう」

    「どうしてご存知なの?」

    「ついてきなさい」

    アルウィナと少年たちは、不安げに老医師の後を追った。

     

    間もなく3人は、ある部屋に着いた。その部屋は、バーダックにとってあまりにも衝撃的な場所だった。

    部屋の中央ではDNAレベルで医師がモニタリングしているメディカル・マシンがあり、驚くべきことに処置を受けているのはマトリカだった。

    完全に意識を失い傷だらけで、美しかった肌は青ざめていた。側にいたトーマは、バーダックが凍り付いているのを見た。少年の身体はかろうじて動き、下唇は震えていた。

    バーダックがメディカル・マシンに飛びつくと、母の生気を失った顔をおびえながら見つめた。

     

    「ママ、僕はここだよ」彼は呼んだ。「大丈夫だよ」

    プラントーは、ボーゼックがトレーニング・ミッションの最中にやり過ぎてしまった、と真夜中に彼女を運び込んで来たと説明した。バーダックはそれを聞いていたが、本当は何が起こったのか知っていた。

     

    二日間、バーダックは母親のそばに居続けた。彼はそこから母親を置いて離れることを拒否し、また誰もあえてそうさせようとしなかった。プラントーは毎日少年の様子を見に来ては食べ物や水、安らげる枕などを置いて行った。

    アルウィナもまた毎日会いにやってきたが、彼女の親友は助かる見込みはないと思えた。アルウィナとベインは、最悪の場合に備えてすでに準備を始めていた。バーダックは彼らと暮らすようになるだろう。

     

    ボーゼックは、マトリカが運び込まれて以来一度だけ会いに来た。彼がドアに姿を現し、メディカル・マシンの隣に座っていたバーダックを見て怒鳴りつけると、バーダックは激しく睨み返した。

    少年はまだその男を恐れてはいたが、決然とした態度ではねつけた。母親は、少年を強くした。

     

    三日目の夜、プラントーが部屋に入ると、床で初めてバーダックが眠っているのを見た。

    少年の尾は腰に巻かれ、腕枕をして横たわっていた。そしてマトリカの方を見上げて愕然とした。彼女のエアマスクからは泡が消え、呼吸が止まっていた。

    マトリカは死んだ。

     

    バーダックの少年時代は、今大きな変換点を迎えたのだった。

     

     

     

    (Chapter 5: Matrika's sacrifice) 

     

     

     

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  • 【Bardock story】Chapter4 6/22/14 3:30 AM


      



    第4章うp。


    海外バーダック小説ご紹介 【Bardock story】

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    【諸注意】

    ・腐でもR18でもありません・・・と思う
    【重要】人物は完全作者オリジナルとお考えください。性格違うしw
    ・全部で、バダ誕生からラディッツ誕生まで21章あります。
     その中で、とりあえず少年時代(1~6章)は順次ご紹介できると思います
    ・オリジナルキャラがたくさん登場します
      バダの両親やその知人、友人
      (なお作中、プラントー医師は最終決戦に出ていた老医師です)
    ・「Bardock story」の続編「Their story」あり 
    ・【重要】作者様が最初に発表されたのが2012年なので、嫁はギネではありません
     (でも訳が嫁の登場する後半までいくかどうかわかりませんが><;)
    ・作品の雰囲気重視なので結構訳違ってたりするかも・・・してる・・・

     

     以上おkの方のみ、お進みください><






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    Bardock story (Fanfictionより) https://www.fanfiction.net/s/7705762/4/Bardock-s-story

    By: ravenclaw-scorceress29 

    Published: Jan 4, 2012

     


    Chapter 4: 限界 

     

    6年後、マトリカの家庭内の緊張はさらに高まっていた。

    ボーゼックはバーダックのトレーニングは時間の無駄だとまだ主張していた。夫のバーダックに対する態度は、マトリカの見るところまったく変わっていなかった。幸運なことに、ボーゼックは任務に就くか酒場で過ごすかが多く、自宅を空けることが多かった。

    バーダックは父親からの虐待をシャットアウトすることを覚え、それが日常になっていった。しかし良い事と言えば、タケオとトーマとトレーニングを続けていたという事だった。3人の少年たちは、トレーニングを経てより強く、より早く、より賢くなっていき、友情も固く結ばれていった。

    マトリカとアルウィナもまた、子供たちにトレーニングを任せ始めて、友情を深めていくのだった。その絆は、自分たちに何かあった時、お互いの子供の世話をすると約束するほど強かった。マトリカは密かに、一人より3人の面倒を見る方が気が重かったので、何も起こらないことを願った。

    しかしすぐにその約束の時が来ることになるのだった。

     

    それはボーゼックが自室で任務の準備をしていた時に始まった。

    無傷の戦闘服を準備していると、バーダックがトレーニング姿で通り過ぎていくのを見かけた。マトリカは珍しく任務に出ており、ボーゼックは今なら息子は無防備なのを知っていた。

    「おい、こっちへ来なさい」彼は呼んだ。

    警戒しながら、バーダックは言われた通りに父の部屋に入ってきた。彼の小さな頬にある傷は、プラントーの予測どおり、よりはっきりした傷跡となってしまっていた。それはマトリカを動揺させるものだったが、12歳のサイヤ人の少年には大きすぎた。

     

    「なに?父さん」

    「どこへ行くつもりだ?」

    「友達とトレーニングだよ」

    「ああ、そんな事は忘れろ。それより私との方がお前のためになるぞ」

    それはバーダックに疑惑と緊張を感じさせた。ボーゼックは戦闘服を身に着けると息子を連れて家を後にし、空中へと飛び去った。ためらいながら、バーダックも後を追った。

     

    2時間近くたったが、父と子はまだ飛んでいた。バーダックは疲れを感じ始め、ますます空腹になっていった。3時間食べていなかったし、父親の信じられないほどのスピードとスタミナは彼の小さな身体から徐々にエネルギーを奪っていった。

    ボーゼックは息子の胃が痛そうに鳴る音を聞いた。振り向くと、バーダックが後方に落ち、ついに地面に墜落するのが見えた。二人はベジータ山脈で飛行を止めた。そこは深い雪に覆われた非常に寒い場所だった。ボーゼックは、空腹の痛みに腹をさする息子の前に降り立った。

     

    「どうしたんだ?」彼はわざとらしく尋ねた。

    「お腹がすいたんだ」バーダックはうめいた。

    ボーゼックはニヤリと笑うとバーダックを残して地面から浮きあがった。少年は突然自分の身に何が起こったか気づいた。

    「父さん待って。僕も行くよ!」

    少年は父親と一緒に飛ぼうとしたが、すぐに地面に墜落してしまった。エネルギーは残っていなかったのだ。

    彼は父親が来た時と同じスピードで飛び去って行くのを絶望の中に見ていた。

    「父さん!」

     

    最悪だった。バーダックは飛ぶためのエネルギーを完全に失い、厳寒の中、彼を唯一救ってくれる望みのあるマトリカは彼がどこにいるか知らなかった。しかしバーダックは諦めず、立ち上がって飛んできた方向へ歩き出した。もしかしたら家に帰れるかもしれない。

    数時間後、バーダックはまだ凍りついた大地を歩き通そうと、必死に歩を進めていた。彼は食糧不足から力が尽き、希望は失われそうだった。

     

    突然、空を飛ぶ何かに彼は気付いた。それは帰還スペースポッドだった。

    マトリカに違いなかった。彼女の仕事は惑星の爆破ではなく、フリーザ帝国が制圧した惑星の寄与をモニターし維持することだった。バーダックはわずかな望みをつないだ。彼女はまず家に帰った時に自分がいないと心配するに違いなかった。

     

    「母さん」

    とうとう疲れ果てて、バーダックは雪の中に倒れてしまった。

    その頃マトリカは確かに任務から戻り惑星ベジータに帰って、軽食と休息を楽しみにしていた。しかし飛び立つ前にアルウィナが現れた。彼女は何か心配そうに見えた。

    「驚いたわ。双子君たちは元気?」

    「マトリカ、」アルウィナは言った。「会えて嬉しいわ」

    「どうしたの?」

    「バーダックは今日トーマとタケオとトレーニングするはずだったのに、来なかったの」

    「私の家にも行った?」

    「ええ、だけど誰も居なかったわ」

    マトリカは突然鼓動が早まるのを感じた。彼女は嫌な予感に過呼吸になる寸前だった。

     

    彼女はすぐに着陸デッキを飛び立つと自分の家へと急いだ。家につくなりすべての部屋に飛び込んだ。

    「バーダック?バーダック!どこなの?!」彼女は叫んだ。

    すべて見て回ったが、何も見つからなかった。しかし確実に息子の居場所を知っている男は分っていた。彼女は家を飛び出すといつもの酒場に向かった。

    案の定、マトリカはボーゼックを見つけた。ボーゼックは平然とカウンターに座り、酒を背にぶら下げていた。

    一人の男が、マトリカが激怒してボーゼックに向かってくるのを見た。

    「おいボーゼック、」彼は言った。「何かあったみたいだぜ」

    「ああ?」

    「ボーゼック!」

    「マトリカ?いつ戻ったんだ?」

    「そんなことはどうでもいいわ!」彼女は叫んだ。「あなたバーダックに何をしたの?知らないなんて言わせないわ。あの子は家にいないし、あの子の友人も今日一日見てないのよ」

    「山に連れて行ったのさ。体力アップのトレーニングのためにな」

    マトリカは真っ青になった。彼女は息子が今どんな危険にさらされているのか理解した。

    すぐに酒場を飛び出すとベジータ山脈へとフルスピードで飛んだ。ボーゼックは酒場に戻ると、再び酒をあおり始めた。

     

    山につくといったん彼女はスピードを落とし、バーダックのパワーレベルを見つけるためスカウターのスイッチを入れた。多少時間はかかったものの、すぐに彼女は見つけた。バーダックは猛吹雪のせいで雪にほとんど埋もれ、意識を失っていた。彼女はバーダックの右側に降り立つと、抱き上げた。彼女は素早くバーダックを旅行用ブランケットでくるむと、しっかり抱きしめた。

    「バーダック、」マトリカは呼びかけた。「もう大丈夫、ママはここにいるわ」

    ゆっくりと、バーダックの目が開いてマトリカを見上げた。

    「ママ・・・?」かろうじて言葉がでた。

    「そうよ。もう大丈夫よ、バーダック、家に帰りましょう」

    息子をしっかり抱くと、彼女はできる限り早く家へと急いで飛んだ。

     

    家に着くとすぐにマトリカはバーダックをベッドに運び、身体を暖めるため最大限の努力をした。厚く暖かなブランケットをかけ、沸かしたお湯を飲むのを手伝った。

    「どうかしら」彼女は優しく言った。「して欲しい事ある?」

    「うん、あのね」バーダックは答えた。「何か食べたい」

    マトリカはほほ笑んだ。

    「そうね。何か好きなもの作ってあげるわ」

    彼女は額にキスをすると暖を取らせるため彼を残して部屋を出た。別室でため息をつく。

    ボーゼックはどうしてこんなことができるのか。バーダックへの虐待はあまりにも長かった。今までこんな風に長い間、バーダックを危険にさらすことを許し、我慢することができたのが信じられなかった。彼女は決然とこれを止めさせなければならなかった。

     

    2時間ほどして、ボーゼックが酒場から帰宅した。彼はまっすぐ歩くのがやっとなほど、かなり酔っていた。バーダックは自分の部屋で暖まりよく眠っていた。マトリカは皿洗いをしていた。

    「マティ!」ボーゼックは呼んだ。「おい、どこだ!」

    「ここで何をしているのですか?」彼女は低い声で尋ねた。

    「ここは俺の家だ」

    「もう無理です。あなたはやり過ぎたわ。ボーゼック、バーダックをあんな目に会わせるなんて!」

    「あいつには分をわきまえさせなければならん。あいつは弱い、今までも、これからもずっとだ。トレーニングなど意味がない」

     

    マトリカは、その言葉の意味を考えるため睨み付けた。それは彼女の目に涙をあふれさせた。

    かつて、この男を愛したこともあったが、今ではたとえ彼が死んでも何とも思わないだろう。彼女の怒りが頂点に達すると、ボーゼックが近寄ってきた。

    「話が終わったのなら、」ボーゼックは深くうなった。「お楽しみの時間だ」

    突然、マトリカはボーゼックに壁に押さえつけられた。反応することもできなかった。ボーゼックは大きな手で彼女を押さえつけ、足の動きも封じるために膝を使った。

    マトリカはボーゼックの尾が身体を探り始めるのを感じた。ボーゼックを止めなければならなかった。しかし反抗するたび握力は強く締め付けられ、結局もがくほどに男を刺激してしまっていた。そして突然マトリカの首を絞め始めた。

    「動くな」ボーゼックは低くうなった。「手放しはせん!」

     

    突然、何かがボーゼックの側頭部に激しく当たりボーゼックは弾き飛ばされ、マトリカは床に倒れた。すぐに肺に空気が満たされ、咳となった。

    自分の喉をさすりながら、マトリカは見上げるとショックを受けた。ボーゼックもまた見上げた。

    二人の大人のサイヤ人の間に立っていたのは、戦闘態勢をとるバーダックだった。サイヤ人の若者は父親の立てる物音で目を覚ましていた。両親が自分の事で口論しているのを聞いたとき、彼はベッドルームのドアに駆けつけた。

    そしてマトリカが首を絞められているのを見て、父親を殴りつけたのだった。

     

    「バーダック?」

    「母さんから離れろ!この野郎」

    「何だと?クソガキが!」

    ボーゼックはいきなり息子の腹を殴りつけ、次に蹴り飛ばそうとした瞬間、マトリカが飛んでくるボーゼックの足にしがみついた。

    「バーダック、お行きなさい!」

    「でも、母さん・・・」

    「早く!バーダック!」

    その一喝に、バーダックは家を飛び出した。空中へ飛んだ時、父親と果敢に戦う母親の声が聞こえた。そして涙があふれてくるのだった。

    「母さんはなぜあんなことをするの?あいつが殺したいのは僕なのに。なぜそうさせないの?たとえ僕のためじゃなくても、母さんが苦しむ事なんてないのに!」

     

    バーダックは力の限り飛んで、彼の知っている安全な場所へと向かって行くのだった。

     

     

     

    (Chapter 4: That's enough)

     

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  • 【Bardock story】Chapter3 6/22/14 2:38 AM


      



    第3章投下します♪


    海外バーダック小説ご紹介 【Bardock story】

    -----------------------------------------------

    【諸注意】

    ・腐でもR18でもありません・・・と思う
    【重要】人物は完全作者オリジナルとお考えください。性格違うしw
    ・全部で、バダ誕生からラディッツ誕生まで21章あります。
     その中で、とりあえず少年時代(1~6章)は順次ご紹介できると思います
    ・オリジナルキャラがたくさん登場します
      バダの両親やその知人、友人
      (なお作中、プラントー医師は最終決戦に出ていた老医師です)
    ・「Bardock story」の続編「Their story」あり 
    ・【重要】作者様が最初に発表されたのが2012年なので、嫁はギネではありません
     (でも訳が嫁の登場する後半までいくかどうかわかりませんが><;)
    ・作品の雰囲気重視なので結構訳違ってたりするかも・・・してる・・・

     

     以上おkの方のみ、お進みください><






    -----------------------------------------------

     

    Bardock story (Fanfictionより) 

    https://www.fanfiction.net/s/7705762/3/Bardock-s-story

    By: ravenclaw-scorceress29 

    Published: Jan 4, 2012

     

    Chapter 3 友情の始まり


    数時間後、バーダックはメディカル・マシンの外で目を覚ました。

    誰かのひざまくらで横たわっていた。目を開けてあたりを見回すと、壁と天井はなめらかで白く、そこは自分の家のどの部屋でもなさそうだった。そうしてだんだん何が起こっていたのか思い出し始めた。その時自分の髪をそっとなでる手を感じた。

     

    「ママ?」

    「あら、」マトリカの声がした。「気が付いたのね」

    「ここはどこ?」バーダックは母の前に座り直し、眠そうに尋ねた。

    「ここはまだメディカル・センターよ。大丈夫?」

    「うん」

    バーダックは回復しているようだったが、マトリカはバーダックの頬の傷から目を離すことができなかった。その傷は頬の上にはっきり走っていた。バーダックは母親が自分をまっすぐ見ていないことに気が付いた。

    「ママ、どうしたの?僕はもう大丈夫だよ」

    「ごめんなさい、バーダック。あなたの頬に、深い傷がついてしまったの」

    「メディカル・マシンでも治せなかったの?」

    マトリカはうなずいた。プラントーは、この傷はいずれ残ってしまうだろうと言っていた。それはわずか6歳の少年の顔にあるべきものではなく、しかしすぐにはっきりと目立つようになってしまうだろう。

     

    医師はバーダックを完璧に治療してやりたいと申し出たので、マトリカはもう一度バーダックに睡眠をとるように言い聞かせた。まだ家に急いで帰る必要はなかった。

    バーダックが眠ると、アルウィナが入ってきた。彼女はバーダックを見るとほほ笑んだ。

    「良くなってきたようね」

    「身体の方はね、」マトリカは答えた。「それ以外の事は心配だわ」

    アルウィナはマトリカの隣に座ると、バーダックの寝顔をのぞきこんだ。彼女の位置から、バーダックの顔の傷跡が見えた。それは見知らぬ子供であっても酷いものだった。

    「この子は大きくなったら戦士になりたいのね」

    マトリカは優しくバーダックの髪をなでながらうなずいた。

    「かわいい子ね。いつも一人でトレーニングをしているの?」

    「そうよ。相手をしてやろうとしても嫌がるの」

    「そうなの。じゃあうちの子供たちとだったらどうかしら」

    マトリカはアルウィナの方を見た。アルウィナの、夫のベイン、それにバーダックと同い年の双子の男の子がいるとの説明にマトリカは非常に驚いた。双子はサイヤ人では信じられないほど珍しく、前の双子は約30年も前のことだった。アルウィナは息子たちのせいで、いつも驚きの叫び声をかけられているのだと、静かにほほ笑んだ。

    「うちのトーマとタケオもあなたの息子さんと同じよ。頑固で自信家。もし一緒にトレーニングすれば、とても効果的だと思うわ」

    「どうして?」

    「そうね、3人で友達同士になれば、バーダックは一人でするより安全になるし、あの子たちのためになる事をその間考えられるわ。どうかしら?」

    マトリカは、バーダックを見下ろして、頬の生々しい傷をそっと指でなぞりながら考え込んだ。息子に対してただただ済まない思いだった。彼女は、ボーゼックの攻撃を止めなければならなかった。しばらくすると、マトリカはアルウィナのアイデアに同意してほほ笑んだ。

     

    数日後、バーダックが家に戻るのと入れ替わりに、ボーゼックは出かけて行った。

    ボーゼック司令官は、まだ憎しみのこもった目で息子を睨み付けたが、手を出すことは無かった。しかし彼はマトリカに衝撃的になじられた。

    彼女はボーゼックを見るなり激怒したのだ。心の底では夫を締め上げたいとも思っていた。夫が気絶するまで、壁に縛り付けてやりたいとさえ思った。

    そしてマトリカは夫に激しく訴えた。

     

    「どうしたらあんな残酷なことができるの!?あなたがバーダックにした事はあまりに酷すぎます!」

    「おまえのする通りにしただけだ」

    「あれを見た人はみんな同じようにひどいと感じるわ」

    「俺はお前の望み通り、あいつにトレーニングしてやっていたんだ。戦士になりたんだろう」

    「いいえ、やり過ぎだわ。あなたこそいい加減にしてください!」

     

    言われてカッとなり、ボーゼックは妻に暴力を振るおうとしたが、妻は恐れなかった。夫は自分を傷つけることはしないと知っていたからだ。どんなにボーゼックがバーダックに暴力を振るおうと、それをマトリカに向けることはないだろう。そしてそれは正しかった。

    夫は殴りかかろうとしたが、寸前で止めると、ゆっくり手を降ろした。ボーゼックは、マトリカの強い意志の前に静かに沈黙するだけだった。

    バーダックは、しかし、この口論を影から見ていた。マトリカもボーゼックも気が付かなかった。バーダックの心臓がぎゅっとなった。母はけがをするつもりだと思い、彼女の勇気に驚いた。ボーゼックは母よりはるかに身体が大きいのに、母は恐れてはいなかった。

    そう、恐れていないように見えた。

     

    一週間ほどすると、マトリカはバーダックを連れて別のトレーニングセンターへ連れて行った。今日、初めてバーダックはアルウィナの双子の子供たちに会うのだ。でもあまりその意味が分からなかった。ただ一人の「友人」と言えるのは自分の母親だけであり、今の年齢までそんなものには会ったこともなかった。しかしマトリカはすべてうまくいくと彼に約束した。

     

    到着すると、マトリカはバーダックを引き連れ、すぐにアルウィナを見つけ出した。バーダックがアルウィナを見るのは初めてだった。彼女は、黒いショートヘアに藍色の瞳で、紫と黒のストラップの戦闘服にグリーンのスカウターを身に着けていた。両脇に、双子の少年たちが立っていた。二人ともダークブラウンの髪、黒い瞳でそっくりだった。ただ違うのはそのヘアスタイルで、一人は首までの髪、もう一人はほとんど全体はツンツンした髪で、残りの部分を小さくくくっていた。二人ともバーダックのように黒と白のショルダー型戦闘服を着ていた。

    「あらこんにちは」アルウィナが出迎えた。

    「どうも」マトリカは答えた。「でもせっかく来たのにね、誰かさんは気が進まないみたいなの」

    アルウィナは何も言われなくても気が付いた。バーダックはここから抜け出そうとしていたのだろう。

    「じゃあ、子供たちを紹介するわ」

    タケオがさっぱりした髪の方で、トーマがツンツンヘアの方だった。マトリカもバーダックを紹介すると、双子たちは元気な挨拶をしてくれた。

    (いいやつらみたいだな)とバーダックは思った。

     

    「バーダック、何かおもしろい事やろうぜ」とトーマ。

    「おれ達、すごいトレーニング・ゲームができるんだぜ!」とタケオも付け加えた。

    バーダックは戸惑ってマトリカを見上げると、彼女は自分の尾を使ってそっとバーダックの背中を押した。何も言われずとも、バーダックはその合図で闘技場へ双子たちのあとを追った。マトリカとアルウィナもそのあとを見に行くのだった。

     

    始めはゆっくりスタートした。バーダックはなかなか連携プレーに加わるのが難しかった。彼は今までのトレーニングセンターでは他の者たちと共同で訓練したことはなかったからだ。しかしトーマとタケオはとても良く励ましてくれていた。二人はこの新しい友達が好きになったので、本当に一緒にプレーしたかったのだ。そしてついに、3人の少年たちの呼吸が合ってきた。3人とも本当に楽しく自分たちだけで楽しみ、時折大声で笑った。

    子供たちはエネルギー弾無しで闘技場でスパーリングを競い合った。マトリカはずっと笑顔を絶やさなかった。バーダックは瞬間瞬間がとても楽しく、その幸せそうな瞳を見ると心が温まり、彼女は涙が自然にこぼれ始めた。アルウィナはその涙を見て言った。

    「大丈夫?」

    「あの子があんなに楽しそうで嬉しくて」マトリカは答えた。「あんなに笑うのを聞いたのはずいぶん久しぶりだわ」

    「じゃあ、これからお互い、もっとできるだけ会わせてあげなくちゃ」

    「まったくだわ」

     

    闘技場のすみでは、少年たちはこれまでのレベルアップ・トレーニングに十分満足したので、次にエネルギー弾アタックの試みを始めた。10個のターゲットがセットされ、それを30秒以内にエネルギー弾だけでできるだけ多く破壊するというルールだった。まず最初に、タケオが5個ゲット。正確さにはやや欠けたが、すばやくエネルギーをためる事ができた。トーマもまた5個ゲット、正確な攻撃だったが、破壊力はどれも不足していた。

    だがバーダックは8個をゲットした。パワー、精度、スピード、どれも攻撃バランスがとれていた。

    マトリカは息子の能力にとても感動した。そして最後のトレーニングがすべて終わるのを見ていた。

    「わあ、バーダック」トーマが息をはずませながら言った。「すごいな!どうやったんだ?」

    「へへっ、」バーダックは笑いながら答えた。「自信はないけど、たくさん訓練したんだ」

    そうして二人は、新しい友情のしるしに互いの尻尾の先を軽くたたき合った。マトリカはずっと笑っていた。そうして、アルウィナが子供たちを連れて家へと帰っていった。
    「私たちも帰りましょうか」マトリカは言った。
    「うん」


    数分沈黙のまま飛んだあと、バーダックは母が自分のほうを見て応援してくれるような笑顔を浮かべているのを見た。
    「今日はすばらしい日だったよ」彼は明るく笑った。
    「本当に楽しかったのね」マトリカは答えた。
    「うん、トレーニング・ゲームはどれも最高だった。トーマとタケオもすごいやつだった!」
    「トーマは一番のいいお友達になれそうね」
    バーダックは何も答えなかったが、トーマとのしぐさがよく物語っていた。

     

    母と子は暖かい日差しを肌に感じながら、楽しく家へと飛び続けた。

    ボーゼックは任務で家を空けており、この新しい幸せな気持ちを台無しにされる心配は無かった。

    しかし、大きな闇が少しずつこの家族に覆いかぶさろうとしていた。

     

     

    (Chapter 3.Start of a friendship)

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  • 【Bardock story】Chapter2 6/21/14 5:25 PM


      



    第2章投下します・・・


    海外バーダック小説ご紹介 【Bardock story】

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    【諸注意】

    ・腐でもR18でもありません・・・と思う
    【重要】人物は完全作者オリジナルとお考えください。性格違うしw
    ・全部で、バダ誕生からラディッツ誕生まで21章あります。
     その中で、とりあえず少年時代(1~6章)は順次ご紹介できると思います
    ・オリジナルキャラがたくさん登場します
      バダの両親やその知人、友人
      (なお作中、プラントー医師は最終決戦に出ていた老医師です)
    ・「Bardock story」の続編「Their story」あり 
    ・【重要】作者様が最初に発表されたのが2012年なので、嫁はギネではありません
     (でも訳が嫁の登場する後半までいくかどうかわかりませんが><;)
    ・作品の雰囲気重視なので結構訳違ってたりするかも・・・してる・・・

     

     以上おkの方のみ、お進みください><






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    Bardock story (Fanfictionより) 

    https://www.fanfiction.net/s/7705762/2/Bardock-s-story

    By: ravenclaw-scorceress29 

    Published: Jan 4, 2012

     


    Chapter2:強くなるために


    数年たっても、バーダックに対するボーゼックの態度は変わることが無かった。

    彼はバーダックを追い払ってしまおうと提案したが、妻は承諾しなかった。マトリカは、子を疎んじることは間違っていると夫に毅然とした態度で臨んだ。

     

    バーダックが3歳になるころ、マトリカは空を飛ぶことを教え始めた。まだ地上から少ししか飛べなかったが、バーダックはだんだん自然にそれを覚えていった。しかし危なっかしく見えて彼女は笑いながら叫んだ。

    「戻ってきなさい!このやんちゃ坊主!」

    「ママ、捕まえられるなら捕まえてごらん!」と言って彼は楽しそうに笑い返した。

    「言ったわね!」

    マトリカはパワーをためると、チビっこにすぐ飛んで追いついた。彼女の方が経験は上だった。

    マトリカはバーダックを捉えると身体をつかんで抱き寄せた。バーダックは母の腕の中でジタバタもがく。

    「捕まえたわ!このミスター・やんちゃ坊主め」彼女がクスクス笑いながらくすぐり始めると、バーダックは大声で笑い声をあげた。

    それはマトリカには心地よい音楽のようだった。そしてバーダックはこうして母と過ごす時間が大好きだった。彼女は厳しかったが、一緒に過ごすことは楽しくもあった。

    マトリカは突然くすぐって笑う事を止めた。バーダックが目を開けて足元を見降ろしている母を見上げると、彼女は深刻な表情をしていた。気になってマトリカの見る方向を見降ろすと、こちらを睨む父ボーゼックと目が合った。

    そのサイヤ人の司令官は、抱き合っている妻と息子をじろりと見た。その視線は威圧的でバーダックを不安にさせた。ただならぬ雰囲気に、マトリカは息子をぐっと引き寄せた。ボーゼックは何も言わず、しかし唾を吐くと飛び去った。マトリカは、自分たちが家に帰ってもそれは変わらないだろうという嫌な予感がした。

     

    マトリカの予感は当たっていた。二人が家に着くとボーゼックは緊迫感を漂わせた。バーダックは察して自室に戻った。

    「あいつにはもう構うな、マトリカ」ボーゼックは冷たく言い放った。

    「なぜですか?」妻も冷たく言い返した。「ただバーダックに飛ぶことを教えていただけよ。あの子に強くなって欲しかったのでしょう?いいスタートだわ」

    「あいつにお前の力を費やす値打ちは無い。次の子に集中するべきだ。少なくとも中級クラスの子をな」

    マトリカは軽いショックを受けた。

    ボーゼックは、問題を解決するには次の子が必要だとほのめかすのだった。しかし彼女が面倒を見ている限り、そこには問題などなかった。

    「次の子なんていりません。あの子に対してアンフェアだわ」

    「あいつに発言権などない。生まれた時にその権利はなくなったんだ」

    「よく仰いますこと。あなたも子どもの頃は、あの子と同じようなものだったじゃないですか!私たちが二十歳のころ導入されたばかりの階級システムでは、あなたはやっと中級クラスに上がったばかりで、必ずしも完璧ではなかったわ」

    ボーゼックは妻の口からそんな言葉が出るとは信じられなかった。しかし彼女のいう事は正しく、言い返すことができなかった。

     

    その時、スカウターのコール音が彼を救った。

    「仕事だ」彼は言った。

    マトリカは何も言わなかった。怒りで頭が一杯だったのだ。夫が家を出た後もただ床を見つめるだけだった。彼女は、ふと自分を呼ぶ小さな声で我に返った。

    「ママ?」バーダックは恐る恐る聞いた。彼女が振り向くと、オニキス色の瞳が不安そうに見開いていた。マトリカはしゃがんでバーダックを静かに抱き寄せると、その小さな身体の感触に心が安らいでいくのだった。

    しかし息子は、子供時代をどう過ごすかを決定づけるある言葉をつぶやいた。

     

    「どうしてお父さんは僕の事がきらいなのかな」

    彼女は凍りついた。この子になんと言ってやったらいいのか。たった3歳だが子供は賢かった。彼は父親からの嫌悪の感情を敏感に感じ取っていた。そう、サイヤ人の父親は親としての技量は知らなくても子どもが好きだし、子供もそれを知っている。バーダックはただ不運だった。しかしマトリカは何か言ってやらなければならなかった。

    「あなたが生まれた時、」彼女はゆっくり言った。

    「あなたのお父さんは今のあなたよりずっと強くなって欲しかったの。だからお父さんを怒らせてしまうのよ」

    「もし僕がもっと強くなったら、僕の事好きになってくれるかな?」

    マトリカは何も言わなかったが、息子は家族みんな一緒になりたいと願っているように見えた。

    子供は子供なりに考えているようであり、それは暖かく感じさせた。

     

    バーダックは物事を考える間、母と同じしぐさをした。二人とも、考え中は床を見つめるという同じ癖を持っているのだった。

    そしてバーダックは言った。

    「僕はもっと一生懸命トレーニングするよ!お父さんよりも強くなりたいんだ」

    マトリカはそっと微笑んで子を抱きしめ、優しく髪を撫でた。

    「頑張ってね」

     

    それから2年後、バーダックは6歳になり、自分で宣言した通りの厳しいトレーニングを続けていた。

    彼はいつも近くのトレーニングセンターに入り浸り、マトリカは帰りが遅いバーダックをたびたび探しに行かなければならないほどだった。最初のころは、まだ大人たちは闘技場の一角を占有する少年に寛容では無く、力ずくでバーダックを追い出していた。しかしバーダックは諦めず、いつしか大人たちから認められてトレーニングを受けるようになっていた。

     

    ボーゼックも息子がトレーニングセンターに通っていることを知っていた。彼はバーダックに気付かれないようにしていた。そしてある日、少年は冷酷な対応に驚愕するのだった。

     

    ある日バーダックは朝食を終えてマトリカに素早くハグをすると、いつものトレーニングセンターへ飛んで行った。すると受付でマネージャーが声をかけてきた。

    「おはようバーダック。誰かがもう闘技場でお前のために準備中だよ」

    「えっ?今?」バーダックは答えた。

    「ああ、誰かがお待ちかねだ」

    不審に思いながら、少年は5番闘技場内に歩いて行った。見ると、中には誰もいないように見えた・・・

    エネルギー・ブラストがバーダックの顔をかすめるまでは。

     

    それは少年の頬をえぐっていった。少年は素早く後方へ飛び退くと、攻撃者の顔を見て衝撃を受けた、そこには頭上に浮かんでいる、戦闘服姿のボーゼックがいたのだった。

    彼の尾はしっかり腰に巻かれ、息子を邪悪な目で睨み付けた。

    バーダックは鼓動が速くなるのを感じていた。

     

    「お前は戦士になりたいのだろう?」彼は言った。「さあ、始めるぞ」

    ボーゼックのいう「トレーニング」は過酷なものだった。最初の動きから、彼の限界を超えて押され続け、終わることが無かった。しかしモニタリング・チームが発見することは難しかった。

    バーダックは倒れるまで、父のキックやパンチ、そしてブラスターに応戦、戦い続けていたが、15分後、とうとう力尽きて地面に倒れた。ボーゼックは彼を見下ろすと、くるりと背を向けた。

    「すまなかったな」彼は戦闘服を取って言った。「しかし身の程をわきまえろ」

    そうして、父の肩の向こうさえ見ることができないまま、父は去って行った。

     

    バーダックは、ほとんど死んだように地面に横たわっていた。なぜ父はこんなことをするのだろう。

    まだ無視していてくれた方がましだ。母はどこだろう。

    誰かが、しかし、少年に手を差し伸べた。マトリカと同じくらいの年齢の女性が闘技場内に走り寄りバーダックを抱き上げると治療のため運んだ。そこでは、プラントーがメディカル・マシンのクリーニングをしていた。

    彼は女性がマトリカの息子を抱えて現れたので、ショックを受けた。

     

    「アルウィナ!」彼は息をのんだ。「いったい何が起こったのじゃ」

    「この子は自分の父親に殺されそうになったの」

    プラントーはちょうど調整の終わったばかりのメディカル・マシンに少年を入れ、治療を始めた。そしてマトリカをすぐ探して連れてくるように部下に命じた。

     

    15分後、マトリカは部屋に駆けつけるとまっすぐメディカル・マシンへと向かったが、バーダックはまだ酸素マスクをつけたまま意識不明だった。ひとつを除いて、ほとんどの怪我は治りつつあった。

    顔につけられた最初の傷跡。それは治療は困難であることを示していた。マトリカは涙を抑えることができなかった。

    いったい誰が攻撃をして、こんな傷をつけたのか。6歳にしてもうメディカル・マシンを経験するなんて。マトリカは自分の最初の時を思い出してみた。それは恐怖の体験であり、バーダックよりずっと年上の時であった。

    「この子にいったい何がおこったのですか?」彼女は震えながらも尋ねた。

    沈黙があった。医師はどう説明していいのか迷っていた。しかしそれは良くなかった。

    「答えて!」彼女は怒鳴った。怒りは頂点に達していた。

     

    メディカル・マシンの中で、バーダックは怒鳴り声に意識を取り戻した。まだ目を開けることはできなかったが、彼の母親の声であると分かった。母さんがここにいる、それはもう安全だということだった。

    怒鳴りつけられているにも関わらず、医師はまだ沈黙していた。マトリカは、見知らぬ女性の前にまで歩み出て、ますます怒った。

    その女性は、バーダックを運び込んできた女性だった。

    「あなたの息子さんは、父親にやられたのです」彼女は説明を始めた。

    「その子は、闘技場内に入った途端、ボーゼックに襲われました。15分間持ちこたえていたのですが、消耗しきったようです」

    「あなたは?」

    「アルウィナです。バーダックをここへ運んできました。」

     

    マトリカはこの新しい味方を抱きしめたかったが、それより小さな息子が気がかりだった

    彼女は何か行動を起こさねばならなかった。

     

    ボーゼックは行き過ぎていた。

     

     

     

                                             (Chapter 2:Setting the pace)

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  • 海外バーダック小説ご紹介  【Bardock story】Chapter1 6/20/14 1:13 PM


      



    海外バーダック小説ご紹介 【Bardock story】

    先般こちらで一度紹介したこともある海外親父小説ですが、親父萌えを追及する私なので

    これは!と思って自分用に日本語訳をこしらえていました。

    でも内容がとてもよくて、自分だけではもったいないと思って

    ダメモトで頼んでみたら、なんと作者様より日本語訳でのシェアをご快諾頂いてしまいました^^
    全部は無理かもですが、親父ファンの方々へご紹介したいと思います。


    (作者さまはイギリス在住の女性です。

     好きキャラはバーダック、アルティメ悟飯、悟空、クリリン、

     それに髭剃り王子やブルマ宅でシャワってる王子だそうですw)

     

    この場を借りて改めてお礼を・・・

    でももう本当に拙い訳なので作者さまに申し訳なさ過ぎて辛い;;

    【!いちおう諸注意です】

    ・腐でもR18でもありません・・・と思う
    人物は完全作者オリジナルとお考えください。性格違うしw
    ・全部で、バダ誕生からラディッツ誕生まで21章あります。
     その中で、とりあえず少年時代(1~6章)は順次ご紹介できると思います
    ・オリジナルキャラがたくさん登場します
      バダの両親やその知人、友人
      (なお作中、プラントー医師は最終決戦に出ていた老医師です)
    ・「Bardock story」の続編「Their story」あり 
    ・【重要】作者様が最初に発表されたのが2012年なので、嫁はギネではありません
     (でも訳が嫁の登場する後半までいくかどうかわかりませんが><;)
    ・作品の雰囲気重視なので結構訳違ってたりするかも・・・してる・・・

     

     以上おkの方のみ、お進みください><







     

    Bardock story (Fanfictionより)

    https://www.fanfiction.net/s/7705762/1/Bardock-s-story
    By: ravenclaw-scorceress29 
    Published: Jan 4, 2012
     

     


    Chapter1:いらない子供

    バーン!と大きな音を立てて司令官が医療センターに入ってきた。

    「道を開けろ!父親のご到着だ!」と彼は大声で怒鳴った。中級戦士のボーゼック司令官が初めての我が子に会いに来るところだった。
    彼にはもう強い希望があった。初めての自分の子供には自分と同等レベルかそれ以上の戦闘力を持っていてほしかったのだ。妻のマトリカは1時間前に出産を終え、赤ん坊も検査とランク付けを受け終わっていた。
    数か月前、マトリカから妊娠を告げられ彼は非常に驚いた。

    それまで彼は自分の財産について考えたこともなかった。もし子供がいなかったら、誰が彼の名や名誉を受け継ぐのか。しかし今は違う。
    数分後、ボーゼックは教えられた妻の回復室へやってきた。そしてドアを開け、ベッドに座っているマトリカを見つけた。
    彼女は非常に優美な女性だった。漆黒のまっすぐな長い髪にオニキス色の瞳。繊細なオリーブ色の完璧な肌。尾はいつも艶やかに輝き柔らかだった。
    いつもとても美しい彼女が、今は疲れ切っているようだった。髪はやや乱れ、疲れた目をしていたが、それは幸福感に満たされていた。

    そのときボーゼックは、青く包まれた何かがマトリカの腕に中に抱かれているのを見つけた。夢見るような彼女の瞳はそのためだった。それを見たくなってボーゼックがそばによると、マトリカは夫を見上げてほほ笑んだ。
    「あら、」と彼女は誘いをかけた。「こちらへきてご挨拶くださいな」
    その司令官は妻の嬉しそうな様子に引き寄せられた。彼女はサイヤ人にはたまらなく惹かれる存在だった。
    ボーゼックは近づき、その赤ん坊を見つけると足を止めた。

    男の子だった。髪は豊かに黒く飛び跳ねて、深いオニキス色の瞳。茶色の尻尾はブランケットからはみ出て母親の手首に巻き付き、小さな手はブランケットをしっかり握りしめていた。
    「素晴らしい子だ!」ボーゼックは感嘆の声を上げた。
    いきなり問いかけも無しに我が子をマトリカから取り上げると、さらによく見るために高く抱き上げた。ブランケットが赤ん坊から外れ落ち床に落ちた。
    あまりにボーゼックがじろじろと赤ん坊を見回すので、マトリカは不安を感じた。赤ん坊を雑に扱う夫の振る舞いに心配にさせられたのだ。赤ん坊は、自分の父親をじっと見つめた。
    父親は驚くべき風貌をしていた。
    ボーゼックはがっしりした身体に濃くとがった髪、口元はあご髭と口髭に覆われ、黒い瞳をしていた。
    彼はブーツとアームシールドに合わせた赤と黒のショルダーの戦闘服と緑のスカウターを身に着けていた。
    それは恐ろしげな容貌だった。赤ん坊はおびえて恐怖を感じ始めたが、泣きだす代わりにボーゼックの顔を蹴飛ばし始めた。マトリカは驚き飛び上がって我が子を取り戻した。
    「おお!」ボーゼックは興奮して叫んだ。「こいつはなんと元気ではないか!」
    その時、プラントー医師が赤ん坊の戦闘力測定結果とランク付けを持ってやって来た。
    「3人ともそろったようじゃのう」と医師はほほ笑んだ。
    「はい、ちょうど今」マトリカはため息をついた。赤ん坊は自分で母親にしがみつき、父親をにらみつけるのだった。
    「名前は?」
    「ひとつ良い名があります」マトリカはにっこりほほ笑んだ。「“バーダック”」
    小さな赤ん坊は、目をまんまるにして母親を見上げると、ご機嫌に笑い出した。その笑い声を聞いて、マトリカは赤ん坊を目の前に抱き上げてほほ笑んだ。
    「気に入ってくれたの?バーダック。気に入ったのね」
    マトリカは笑って自分の尾で赤ん坊の足の裏をくすぐり始めた。

    すると赤ん坊はさらに大きな声で笑い出した。


    「そうだ、バーダックの戦闘力とランクを教えてくれ、プラントー」とボーゼックは尋ねた。

    それを聞いて医師は突然真剣な表情になった。彼は結果を伝えたくなかったのだ。
    普通の赤ん坊と違い、リトル・バーダックは気にかかる存在だった。この子には問題があった。しかし父親が検査の結果を知ったなら、この子の運命はどうなるかわからない。
    「ああ・・・7だ。」彼はゆっくりと告げた。
    「700!」ボーゼックは満面の笑みで言った。「素晴らしい!」
    「いいや、たったの7だ。8より低く、6より高い」
    沈黙があたりを包んだ。マトリカは夫の様子を見るためにバーダックをあやすのをやめた。
    夫は、唖然として、目は見開き身体をわなわなと震わせていた。マトリカは嫌な予感を感じていた。ボーゼックは高い戦闘力の自分たちの赤ん坊を自慢していたからだ。
    彼女はバーダックをそっと引き寄せた。ボーゼックの表情がみるみる怒りに変わっていった。
    「リトル・バーダックは、最下級レベルでしょうな、司令官殿」
    湧きあがってきた怒りでボーゼックの目は鋭くなった。彼は我が子を惑星ベジータで最強のサイヤ人にするため、厳しい訓練を計画していたのだ。しかし今、彼はこの赤ん坊のためにしたことはすべて無駄だったということが信じられなかった。
    「まあ気を落とさずとも、バーダックは非常に元気な赤ん坊ではあるし、あるいは十分強くなるかも知れませんぞ」医師は言った。
    「この子は私たちの子よ、ボーゼック」マトリカは静かに言った。「レベルがどうあろうと。」
    突然ボーゼックは妻の方へ振り向いた。マトリカは夫の怒りに満ちたその表情に衝撃と恐怖を感じた。彼は息子をじろりと見た。すると赤ん坊は、もう母の身体にぴったりくっついて眠っていた。
    「すっかり手なづけられやがって」夫は言い放った。「そいつは役立たずだ。」


    マトリカは動揺した。彼女はすっかり我が子を心から愛していたからだ。赤ん坊を一目見た瞬間から、彼女の持っていたサイヤ人の荒々しさはすべて消え去っていた。バーダックは彼女のすべてだった。
    「もうやめて、ボーゼック!」彼女はぴしゃりと言った。「そんな事を言うなんて信じられません。自分の子を殺すの?あなたの計画はどうしたのですか?」
    「馬鹿なやつめ!そんな戦闘力しかないやつのために、時間を無駄にしていられるか!“自分の子“などとは不名誉で迷惑だ。そんな最下級のクズ!」
    マトリカは涙をこらえた。彼女はバーダックのようには夫をあしらう事はできなかった。しかしどうすればいいかは分かっていた。
    「そう、それは大変なこと。でも私はもう、この子無くてはあなたと一緒にはいられません」
    ボーゼックは反論しようとしたができなかった。何が起ころうと、マトリカを手放したくはなかったからだ。
    彼女はたいそう美しく、サイヤ人の誇りある戦士にとって完璧なトロフィーだった。

    もし彼女を手放すことがあったなら、他の男のものになるだろう。彼女が他の戦士に抱かれるくらいならばむしろ彼女の死を望んだ。だから仕方なく引き下がったが、バーダックをすばやく睨み付けた。
    マトリカはベッドに倒れこむと大きくため息をついた。バーダックは母親の気苦労をまだ何も知らずにしっかり寄り添い、自分を守ってくれる腕にしっかりしっぽを巻きつけていた。
    マトリカは我が子の寝顔を見降ろした。彼女はそっと赤ん坊を抱き上げ、髪をやさしく撫で上げると額にキスをした。
    「心配しないで、バーダック」彼女はそっとささやいた。「何が起こってもあなたを愛してる」

    まだ小さな赤ん坊と若い母親は、自分たちのこれからの人生がまるで出会いと別れのジェットコースターのようだとはまだ気づいていなかった。

     



                                  (Chapter 1:No son of mine)

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  • *** アナと雪の女王 *** 感想 5/18/14 1:07 PM


     

    先日、見に行ったので忘れないうちに少しだけ感想^^

    (少しネタバレ含むかもです注意)

     

     

    館内は満席、お客さんは子供から大人までいろいろ。

    どちらかというとやはり大人(カップルw)多め?字幕も吹き替えも人でいっぱいでした。

     

    内容ですが、とにかく映像はきれいの一言でした。

    特に魔法でなにもかも凍りついていくシーンや

    エルサの魔法で氷の城が出現していく例のシーン。ありのーままでー♪

     

     

    最初はわずかな氷の結晶やわずかに空気を揺らす程度、

    そして雪だるまのオラフ(復活おめw)、氷の橋、だんだん大きな建造物になって、

    氷の床や柱、シャンデリア。氷のドレス。そして氷の城。

    また松たか子がすんごい歌唱力あって、聞き惚れました。

    結い上げていた髪をほどくところは、解放感にあふれていて気持ちよかったー。

     

    でもこの曲てっきりEDかと思っていたので・・・

    心が解放される的な歌かと思っていたんですが、

    逆に拒絶・というか引きこもり的な歌だったんで意外というか、

    悲しい曲だったんだなと。

    そもそもなぜ姉だけあんなに強力な魔法が使えたのか分からなかったですが、

    それまで制御できなくて悩み苦しみ、大事な妹を

    生死のはざまに追いやるほど傷つけたり、

    他人から化け物呼ばわりされた果てなので、仕方ないのかも。

     

    しかし妹・・・性格は正反対だけど全編通してとても仲のいい姉妹で、物語の主軸となっています。

    声はSAYAKA。

    実は前知識ゼロだったので、クレジット見て初めて知ったんですがw

    歌も演技も実力派でした!いままで聖子の娘としてしかみてなくてスミマセンという。

    妹、今まで城でしか暮らしたことがなかったせいか、初めて出会ったその日に婚約とか、

    アカンやろw

    しかしその後はディズニー的に話が進むのかと思ったら妙にリアルに破局←

     

    そしてそれぞれが「真実の愛」に目覚めて大団円^^ 

    まあ同じ予定調和でも、ストーリーは正直最近TVで見たラプンツェルの方が好きだったりします。なんでかな^^;

    イケメンが少ないせいか(殴

    しかしとにかく魔法のシーンは本当に綺麗だったので、

    もし次見るのなら3Dで見てみたいです。しかし料金高い><・・・


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